Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

同世代の訃報

2007-05-29 00:12:45 | ノンジャンル
月曜日は相次ぐ訃報に驚きました。
出先で夕方、売店の店頭に掲げられた夕刊紙の短冊に「松岡農相 自殺」の文字を見て驚き、さらにその隣に「坂井泉水 急死」とあったのを見て驚愕です。

ZARDのほうは、ほぼ同世代の死であり、さらにガンで闘病中だったというのを知り、非常に複雑な思いです。
身近なところでも、すでに鬼籍に入った人やガンで闘病中という人が皆無ではなく、今後は「等身大の死」と向き合う機会が増えるかと思うと、歳を感じます。

ZARDについては、ヒットメーカーであると同時に、売れ線狙いの曲と言う批判も漏れ聞こえてきます。
確かにずば抜けた才能ではないのかもしれませんが、ふと口ずさんだり、頭に浮かぶ身近な歌として記憶に残る存在であることは確かです。

その昔、我々が子供の頃、というか、その少し上の世代でしょうか、洋楽至上主義で、邦楽を一段下に見ていた、邦楽を好きというのが恥ずかしかった時代があったわけです。
その当時の暗かったり、メッセージ性が強い四畳半フォークでもない、今のJ-POPと呼ばれる歌を築いた功績というものは残るのでしょう。偉大な通俗なのです。




ハイビーム推奨?

2007-05-25 16:01:20 | 交通
茨城県警が夜間の点灯はハイビームが基本、という運動をしています。
夜間の交通事故に対し、視認性が劣るロービームでは事故が防げない、ハイビームなら防げた、と言うのがその理由です。

対向車や先行車が無い場合、と言う前提がついていますが、道路の情報案内板などではその前提が出ていないわけで、常にハイビームを推奨していると理解されても無理がありません。

対向車や先行車がいない場合は、という前提ですが、普通に走っている時にそういう状態になり、ハイビームに切り替えることが出来るのはごく短い時間でしょう。
逆にしばらくそういう状態が続くようなケース、つまり交通量も少ないエリアを走行する時は、往々にして街灯や人家の灯りもなく、言われなくともハイビームにするでしょう。

逆に、グレア現象(蒸発現象)や幻惑の問題を考えると、ハイビームは考え物です。
常時ハイビーム推奨と誤解を招いた場合、対向車が幻惑したり、後続車のハイビームで後方の安全確認が出来なかったりする危険性が高いです。
特に対向車や先行車がないといっても、カーブから突然現れた対向車に幻惑して、曲がり損ねる危険がありますし、高速道路で車線変更しようとしたら、後続車に幻惑して、並走車が光の中に隠れていたとか、クリティカルなリスクをはらんでいます。

だいたい、歩行者を見つけにくいからといって、ハイビームで幻惑が多発しては、何のための話かということです。
道交法は確かにハイビームを基本にしていますが、交通量が増大した今日、同じ道交法で規定する下向きにすべき事態の方が多いのであり、実態を見た運用が望まれます。




ベビーカー受難

2007-05-25 15:37:38 | 交通
24日、山手線神田駅でベビーカーの挟まれ事故があり、引きずられたベビーカーから乳児が救出されましたが、幸い救出した人も含めて軽傷ですみました。
ドアセンサーの感知能力以下と言う話ですが、要はドア閉め時にドアスイッチを作動させる時の目視確認、さらにドア閉め後の側灯滅の確認時の目視確認の2度にわたる確認を等閑にしたということに他なりません。

この手の事件があると、ベビーカーでの乗車がケシカラン、と言う声が上がってきます。
乗車時には畳んで、とか、そもそもベビーカーの使用自体が気に入らないのか、おんぶや抱っこをするもんだという批判です。

子連れで外出したことがある人ならこのような批判に無理があることはよく分かるはずですが、乳児の場合はそれなりに荷物が必要です。替えオムツにミルクのセット(粉ミルク数回分にお湯を入れた保温水筒)、さらにタオル類に、最小限の着替えと、結構な荷物です。
これを持って、子供を抱いて、自分の荷物も、となると転唐フ危険など安全の確保もままなりません。
ベビーカーの意味と言うのは、子供を乗せ、かつ荷物もそれなりに椅子の下などに詰めると言うメリットがあるわけで、それを畳むと当然荷物は別になりますから、千手観音でもなければ安全に保持できません。

乳児を連れて外出すること自体を批判する人もいますが、定期健診や予防接種もありますし、買い物だってあります。子供が大きくなるまで控えるべき、なんて世迷言にも等しいことを言う人と分かれば、女性の気持ちを全然理解していないと言われ、結婚すら覚束ないでしょうし、母親にはそんな「隠遁生活」が強いられると言うのがデフォルトというのなら、少子化の改善などありえません。

ベビーカーが挟まれることにしても、短絡的に駆け込み乗車だ、と決め付ける人が多いですが、そんなことはありません。
スペースを取り、邪魔になるベビーカーの乗り降りがどのタイミングで行われるか。他の人の乗降が終わったタイミングでしょう。つまり、普通よりもドア閉めに近いタイミングに偏るのです。そうした特性を乗務員や駅員がまず把握していれば、ドア閉め時に何を注意するか、という話になり、注意を払うようになるのです。

挟まれ事故を防ぐのなら、我先に乗り込むべきですが、そうしたらそうしたで邪魔者扱いにされることは明白です。なのに気を使って最後に乗り降りして批判されたり、駆け込み扱いされるのでは、電車の利用など真っ平と思う人が増えるでしょう。

公共交通機関の利用において、乳幼児連れに対するバリアが多いことをまず認識すべきでしょう。ベビーカーの問題もそうですし、「お昼寝」が当たり前の乳幼児を連れて座れない列車に乗ると、子供が寝れません。抱っこの状態で寝たときの負荷は想像以上です。
さらに世間の誤解、無理解を啓蒙するどころか助長しかねない状況で、公共交通機関を利用しろ、というのは悪い冗談にも程があります。

所得格差もあり、若者層のクルマの取得が減少していると言われますが、子供がいる世代はミニバンなどを購入し、徹底的に公共交通に背を向けるケースが多いのです。
そうなっているのは、公共交通が子供連れに与える物理的、精神的なバリアに他ならないのに、安全すら担保出来ないのであれば、ますます公共交通から逃げていくでしょう。






エクスプレス予約の停止

2007-05-23 23:56:53 | 交通
今日の早朝から14時過ぎまでエクスプレス予約のシステムトラブルで、すでに予約した分の受け取りを除き、予約等が全く出来ない状態になりました。

これで出張でこのシステムを愛用しているビジネスマンを中心に混乱が生じたわけですが、問題なのはその際の対応と周知です。
航空機はマイレージ会員はもちろん、一般向けでもPCや携帯での予約に会費などはとっていませんが、エクスプレス予約は航空機の予約以下の機能なのに年会費を取る会員制と言うのに、システムがダウンしていた間、購入希望者は「会員料金」ではなく、定価で購入するように案内されていました。

定価で買うと1000円近く高いわけで、会員であることを確認して何らかの割引をするとか、後で割引分をカード口座に返金するとか、救済策が取られて当然だろうと思うのですが、何も無かったわけです。
今回のトラブルは会社側原因ですから、それで事実上免責ではモラルハザードの極みともいえます。

周知も問題で、7時15分の段階で全面ダウンしていたのに、JR東海のサイトを見ると何の情報も出ていません。「J≠vESTカード」で同じ扱いをしているJR西日本のサイトには、トップページにエクスプレス予約の障害についてと言う項目が出ており、発表文へのリンクが張られてましたたが、JR東海のサイトでは一見、発生の事実が分からなかったのです。

実はエクスプレス予約のページに行き、会員へのお知らせのページに行って初めて障害情報が出てくるのですが、そこまで言って初めてわかるというのは、情報公開に対する意識の低さが際立っています。





さて、利用の多い平日に、日本の大動脈とも言える東海道・山陽新幹線で、会社が鳴り物入りで普及を進めている予約システムがダウンしたと言うことは大きなニュースのはずです。
しかし、勤め人が家に帰って見る機会が多いであろうNHKの21時のニュースを見て呆れました。

システムトラブルのニュースは1秒、1文字、一言たりとも無い代わりに、今日報道陣に初めて公開されたN700系の試運転の模様を延々と流したのです。
営業運転でもなく、初の試運転、と言うわけでもない、単なるマスコミ向けのイベントの提灯記事は報じても、影響を受けた人が万単位で出たトラブルは黙殺したのです。

その取捨選択の基準と言うものを、問い質したいものです。





自動放送のアクセント

2007-05-23 17:21:37 | 交通
先日大阪モノレールに乗って彩都に行った話をチラッと書きました。
新駅に「越川」と言う駅があるんですが、自動放送の日本語は「こ」しかわ、と「こ」にアクセントを置いた関西風だったのに、英語はこ「し」かわ、と標準語スタイルでした。
関西は住吉を「す」みよし、池田を「い」けだ、とアクセントを置くように、独特のものがあり、アクセントまでが「地名」のはずなんですが、英語バージョンはそこに無頓着です。

まあ、JR東の湘南新宿ライン、E231系の自動放送は、いけ「ぶ」くろ、しん「じゅ」く、というように、いかにも外人というようなアクセントになっている(しかも停車駅案内の途中駅の場合、語尾を下げずに次駅を話し、終点ではじめて語尾を下げる)よりは耳に馴染みますが。