一年納めの九州場所が終わりました。
稀勢の里の大関取りは、予定調和というか何と言うか、内規の33勝に達しなかったのにOKという、出来レースと言うかそれこそ八百長というかの結果ではファンも呆然です。
10勝4敗で迎えた千秋楽、昇進にはこの1番の勝利が必要で、相手は新大関琴奨菊というお膳立ては、まさに大関としての資格があるかという最終関門ともいえるものであり、取りこぼしもあった稀勢の里としては新大関を唐オてこそ堂々の昇進といえました。
それが取り組み前に審判部が昇進を口にしてはドッチラケです。
いや、10勝5敗、3場所32勝での昇進は私自身は有りと思っていますが、事前に言ってはいけません。案の定取り組みは気合いの抜けたものであり、あの相撲内容では見送りではと思わせてしまうものですし、この内容では見送るべきだと思います。
内容が濃い取り組みで敗れたのならともかく、あんな取り組みでは評価も落ちます。32勝の内容も、先場所が12番ですが、今場所と名古屋が10番では物足りません。2場所連続11番のほうがまだ大関としての安定感が期待できますし、昇進直前が先場所より落ちて10番では景気も上がりません。これまでの昇進は概ね直前場所の成績が11番以上ではなかったでしょうか。
そういう意味では、直近の白鵬との戦績と相撲内容が評価されての話だっただけに、千秋楽の相撲内容がその前提をぶち壊したのであり、これで理事会招集はまさに「勇み足」でしょう。
場所自体は大関陣が相変わらず不甲斐なく、白鵬の独走を許したのはいけません。
琴奨菊も終盤の4連敗が場所の興味を失わせましたが、ただこのあたりは「どんぐりの背比べ」ゆえの似たり寄ったりの星ともいえるわけで、次を狙う器量も無い「吹き溜まり」を如実に表していますし、琴奨菊も抜け出す期待がしぼみました。
白鵬はするすると抜け出したかと思うと把瑠都に足下をすくわれたわけですが、相手が磐石の横綱であれば、下は奇襲、変化を考えてもいいわけです。そういう意味では格下がまともに行き過ぎるのも白鵬の独走につながっているのでしょう。
三役陣は稀勢の里ですら10番ということで星が上がりません。外国人中堅層が軒並み大崩れしたこともあり、無風の中順当勝ちという感じの白鵬の優勝であり、次を狙う層が薄すぎる現状は問題です。
稀勢の里の大関取りは、予定調和というか何と言うか、内規の33勝に達しなかったのにOKという、出来レースと言うかそれこそ八百長というかの結果ではファンも呆然です。
10勝4敗で迎えた千秋楽、昇進にはこの1番の勝利が必要で、相手は新大関琴奨菊というお膳立ては、まさに大関としての資格があるかという最終関門ともいえるものであり、取りこぼしもあった稀勢の里としては新大関を唐オてこそ堂々の昇進といえました。
それが取り組み前に審判部が昇進を口にしてはドッチラケです。
いや、10勝5敗、3場所32勝での昇進は私自身は有りと思っていますが、事前に言ってはいけません。案の定取り組みは気合いの抜けたものであり、あの相撲内容では見送りではと思わせてしまうものですし、この内容では見送るべきだと思います。
内容が濃い取り組みで敗れたのならともかく、あんな取り組みでは評価も落ちます。32勝の内容も、先場所が12番ですが、今場所と名古屋が10番では物足りません。2場所連続11番のほうがまだ大関としての安定感が期待できますし、昇進直前が先場所より落ちて10番では景気も上がりません。これまでの昇進は概ね直前場所の成績が11番以上ではなかったでしょうか。
そういう意味では、直近の白鵬との戦績と相撲内容が評価されての話だっただけに、千秋楽の相撲内容がその前提をぶち壊したのであり、これで理事会招集はまさに「勇み足」でしょう。
場所自体は大関陣が相変わらず不甲斐なく、白鵬の独走を許したのはいけません。
琴奨菊も終盤の4連敗が場所の興味を失わせましたが、ただこのあたりは「どんぐりの背比べ」ゆえの似たり寄ったりの星ともいえるわけで、次を狙う器量も無い「吹き溜まり」を如実に表していますし、琴奨菊も抜け出す期待がしぼみました。
白鵬はするすると抜け出したかと思うと把瑠都に足下をすくわれたわけですが、相手が磐石の横綱であれば、下は奇襲、変化を考えてもいいわけです。そういう意味では格下がまともに行き過ぎるのも白鵬の独走につながっているのでしょう。
三役陣は稀勢の里ですら10番ということで星が上がりません。外国人中堅層が軒並み大崩れしたこともあり、無風の中順当勝ちという感じの白鵬の優勝であり、次を狙う層が薄すぎる現状は問題です。