けったくそ悪い話が続いたので、肩の凝らない話をしましょう。
今年も東奔西走がスタートし、毎度の全日空寄席を聞く日々になったわけですが(爆)、1月のプログラムは正月らしく肩の凝らない馬鹿話、といったら失礼かもしれませんが、楽しめました。
特に笑ったのが月亭八方師匠。落語家が本業だったんだ、という「オチ」はさておき、機内でマジに噴き出しました。
ネタバレで恐縮ですが、新説赤穂義士伝、というと堅苦しいですが、主タイトルが「AKO47(エーケーオーフォーティセブン)」と来ました。赤穂四十七士が「AKO47」とはぶっ飛びますが、AKBネタと上手に組み合わせて笑わせてくれました。
ちなみに神戸新聞によると、八方師匠と縁のある落語脚本を書く三木市の教師の方に師匠が持ちかけて作り、八方師匠がアレンジしたそうです。
ネタの散りばめ方はかなり苦心していますが、寄席に来るような客層だとAKBが分からない人が多いのか、せっかくの笑わせどころで誰も気がつかずに滑る事もしばしば、というのはご愛嬌でしょうか。
しかし、上手ですね。吉良上野介を謀るために「AKO47」と名乗ることになったという設定で、浪士を率いるのが「センター」と来ました。で、「センター」を決めるのに「総選挙」だそうで、「じゃんけんで決めればいいのに」という突っ込みもネタなんですが、ここで滑りました(苦笑)
浪士ファンがセンターを決めるには、赤穂の塩を1貫目買うとついてくる投票用紙で、という話に、大石内蔵助が考えたのか、といわれて、塩問屋の「秋元屋康兵衛」の発案と笑わせましたが、つい最近まで可愛い猫をそろえていたのに、というネタがまた滑ってました。
一方で忠臣蔵の名シーンをそうするか、というアレンジでも滑っているのが微妙で、大石主税をセンターにするために塩を買い占めて、という密談で、例の天野屋利兵衛が出てくるのですが、それを請け負うシーンで「天野屋利兵衛は男でござる」という名セリフを使って笑わせようとしたのが滑りました。
まあこのセリフ、落語では使いやすいようで、何かの話で、内蔵助か誰か、男色よろしく迫られた時に、「天野屋利兵衛は男でござる」と逃げるシーンがありました。
で、討ち入りで吉良上野介を捕らえたとき、大石主税が上野介の前に出て「吉良様、会いたかった」となんか意味深なシーンだな、と見るや、「会いたかった」と繰り返してャcリ、「イエス」
ここまで笑わせてくれるとオチが難しいのですが、こちらは無難でしたね。勝ち鬨が「エイエイオー」ではなく「エイケイオー」というもの。
ちなみにマクラもひねっていて、外国人に知られた日本の都市、というネタを振って、まずは東京と来て、八方師匠ですから「次は大阪やろな、と思ったら」と振っておいて「次は広島」とはぐらかしながら進み、何番手かに「赤穂」を持ち出したのです。
ここで「赤穂ぅ?」と思いっきり首をひねって笑いを誘うのですが、持ち出したのが山陽新幹線と赤穂線。新幹線の駅を新大阪から岡山まで並べて、赤穂は横に行く線ですよ、赤穂線。相生から2つか3駅の線ですよ、と赤穂の人が聞いたら怒りそうなマクラでした。
今年も東奔西走がスタートし、毎度の全日空寄席を聞く日々になったわけですが(爆)、1月のプログラムは正月らしく肩の凝らない馬鹿話、といったら失礼かもしれませんが、楽しめました。
特に笑ったのが月亭八方師匠。落語家が本業だったんだ、という「オチ」はさておき、機内でマジに噴き出しました。
ネタバレで恐縮ですが、新説赤穂義士伝、というと堅苦しいですが、主タイトルが「AKO47(エーケーオーフォーティセブン)」と来ました。赤穂四十七士が「AKO47」とはぶっ飛びますが、AKBネタと上手に組み合わせて笑わせてくれました。
ちなみに神戸新聞によると、八方師匠と縁のある落語脚本を書く三木市の教師の方に師匠が持ちかけて作り、八方師匠がアレンジしたそうです。
ネタの散りばめ方はかなり苦心していますが、寄席に来るような客層だとAKBが分からない人が多いのか、せっかくの笑わせどころで誰も気がつかずに滑る事もしばしば、というのはご愛嬌でしょうか。
しかし、上手ですね。吉良上野介を謀るために「AKO47」と名乗ることになったという設定で、浪士を率いるのが「センター」と来ました。で、「センター」を決めるのに「総選挙」だそうで、「じゃんけんで決めればいいのに」という突っ込みもネタなんですが、ここで滑りました(苦笑)
浪士ファンがセンターを決めるには、赤穂の塩を1貫目買うとついてくる投票用紙で、という話に、大石内蔵助が考えたのか、といわれて、塩問屋の「秋元屋康兵衛」の発案と笑わせましたが、つい最近まで可愛い猫をそろえていたのに、というネタがまた滑ってました。
一方で忠臣蔵の名シーンをそうするか、というアレンジでも滑っているのが微妙で、大石主税をセンターにするために塩を買い占めて、という密談で、例の天野屋利兵衛が出てくるのですが、それを請け負うシーンで「天野屋利兵衛は男でござる」という名セリフを使って笑わせようとしたのが滑りました。
まあこのセリフ、落語では使いやすいようで、何かの話で、内蔵助か誰か、男色よろしく迫られた時に、「天野屋利兵衛は男でござる」と逃げるシーンがありました。
で、討ち入りで吉良上野介を捕らえたとき、大石主税が上野介の前に出て「吉良様、会いたかった」となんか意味深なシーンだな、と見るや、「会いたかった」と繰り返してャcリ、「イエス」
ここまで笑わせてくれるとオチが難しいのですが、こちらは無難でしたね。勝ち鬨が「エイエイオー」ではなく「エイケイオー」というもの。
ちなみにマクラもひねっていて、外国人に知られた日本の都市、というネタを振って、まずは東京と来て、八方師匠ですから「次は大阪やろな、と思ったら」と振っておいて「次は広島」とはぐらかしながら進み、何番手かに「赤穂」を持ち出したのです。
ここで「赤穂ぅ?」と思いっきり首をひねって笑いを誘うのですが、持ち出したのが山陽新幹線と赤穂線。新幹線の駅を新大阪から岡山まで並べて、赤穂は横に行く線ですよ、赤穂線。相生から2つか3駅の線ですよ、と赤穂の人が聞いたら怒りそうなマクラでした。