北朝鮮の世襲体制は3代目を迎えるようです。
「人民」「民主主義」といいながら、極めて東アジア的というか古典的というか、「金氏朝鮮」として後世の歴史に残るかもしれません。
まあ3代目と言うのは微妙なところで、カリスマ性があり実績もある初代に、それを受け継いだちょっとぱっとしないが手堅い2代目の時代までは政権基盤はまだ確立しておらず、「元勲」クラスの存在感もある中、3代目が唯一絶対の地位を確立させる、というのが歴代中国王朝や日本の幕府の流れです。
ですから後世の歴史に残る存在になった国や幕府は3代目が傑出しており、滅ぶのもまた3代目、もしくは2代目から3代目への継承を阻まれて、と言うケースが多いですが、北朝鮮はどっちになるか。
前者となるとちょっと厄介で、あの国家がしばらく残ることを意味します。
さて、その3代目が「大将」に就任と言うニュース。
「あんたが大将」と言う軽口はともかく、大将ともなると軍の司令官としてある程度の能力がないと勤まりませんから大丈夫か?と言う印象を受けました。
しかし続報を聞いてびっくり。北朝鮮の大将は26人もいるそうです。
2代目の実妹も大将だそうで、いかに3軍合計とはいえ多すぎます。粗製乱造といったら失礼かもしれませんが、なんとも有難味のない「大将」です。
なんでも、大元帥は故人の初代の永久称号で、その下に元帥が2人。そのうち1人は2代目です。
さらに次帥が8人、その下に26人の大将といいますから、次帥が他国の大将クラスで、大将は他国の中将と少将クラスと言う印象です。
しかも将官はその下に上将、中将、少将と1階級多く、そうなると彼の地の少将は他国の少佐クラス(大隊長レベル)のようなイメージですが、陸軍だけで15個軍団の下に師団、旅団が100個以上あるので、編成上、将官が大勢必要なんでしょうか。
まあ大将の称号が少将クラスなら名誉職的な人も何人かはいるでしょうから不思議はなくなるわけですが、軍の階級がこんなにインフレ気味というのもあの国らしいユニークさと言えます。
「人民」「民主主義」といいながら、極めて東アジア的というか古典的というか、「金氏朝鮮」として後世の歴史に残るかもしれません。
まあ3代目と言うのは微妙なところで、カリスマ性があり実績もある初代に、それを受け継いだちょっとぱっとしないが手堅い2代目の時代までは政権基盤はまだ確立しておらず、「元勲」クラスの存在感もある中、3代目が唯一絶対の地位を確立させる、というのが歴代中国王朝や日本の幕府の流れです。
ですから後世の歴史に残る存在になった国や幕府は3代目が傑出しており、滅ぶのもまた3代目、もしくは2代目から3代目への継承を阻まれて、と言うケースが多いですが、北朝鮮はどっちになるか。
前者となるとちょっと厄介で、あの国家がしばらく残ることを意味します。
さて、その3代目が「大将」に就任と言うニュース。
「あんたが大将」と言う軽口はともかく、大将ともなると軍の司令官としてある程度の能力がないと勤まりませんから大丈夫か?と言う印象を受けました。
しかし続報を聞いてびっくり。北朝鮮の大将は26人もいるそうです。
2代目の実妹も大将だそうで、いかに3軍合計とはいえ多すぎます。粗製乱造といったら失礼かもしれませんが、なんとも有難味のない「大将」です。
なんでも、大元帥は故人の初代の永久称号で、その下に元帥が2人。そのうち1人は2代目です。
さらに次帥が8人、その下に26人の大将といいますから、次帥が他国の大将クラスで、大将は他国の中将と少将クラスと言う印象です。
しかも将官はその下に上将、中将、少将と1階級多く、そうなると彼の地の少将は他国の少佐クラス(大隊長レベル)のようなイメージですが、陸軍だけで15個軍団の下に師団、旅団が100個以上あるので、編成上、将官が大勢必要なんでしょうか。
まあ大将の称号が少将クラスなら名誉職的な人も何人かはいるでしょうから不思議はなくなるわけですが、軍の階級がこんなにインフレ気味というのもあの国らしいユニークさと言えます。