新幹線の衝撃的なニュースは、まず出張に行こうとした人からの「新幹線が止まっている」という情報に始まり、ネットやNHKで「白煙が」となり、だんだん衝撃的な事態が判明してきました。お昼休みということもありNHKを見ていたのですが、「マジかよ」と唖然とする中で突如チャイムがなり、「箱根で小規模噴火、警戒レベル引き上げ」という臨時ニュース、しかも小田原近辺で重なると言う偶然には、何かあるのか、という感じもしました。
さて、箱根の噴火ですが、そもそも昨日お昼の段階で「粒子状の降下物」が観測されているわけです。
誰がどう考えても「噴火」なんですが、なぜか頑なに断定を避け続ける様子には異常なものすら感じました。結局諦めた?のか、小規模噴火が観測された、と断定しましたが、この期に及んで「ごく小規模な噴火」と未練がましい修飾語をつけています。
要は「風評被害ガー」と批判する神奈川県や観光業界への「配慮」が過ぎた格好です。本省である国土交通省までが警戒区域の表記をよく言えば細分化、悪くいえば矮小化しているなかでの噴火ですが、「ごく小規模」だからよかったものの、噴火当時の御嶽山と同レベルの警戒レベル3にランクされて避難指示が出た範囲には旅館に日帰り温泉、別荘があるわけで、運が悪ければ「とんだ配慮」となるところでした。
1914年、これまで錦江湾に浮かぶ島だった桜島が大噴火して大隅半島と地続きになりましたが、その直前、異変を察知した地元からの問い合わせに対し、測候所は噴火を否定して、それを信じて避難出来ずに犠牲になった住民が多数出たことを悼んで建立されたいわゆる「科学不信の碑」が現地にありますが、科学的観測に関して経験が浅い当時と違い、十分な体制がありながら、ある意図をもった「配慮」で判断がゆがめられ、対応に不備が生じてはいないか。約100年の時を経て、再び「科学不信の碑」を建てる日が来ないようにしてもらいたいです。
さて、箱根の噴火ですが、そもそも昨日お昼の段階で「粒子状の降下物」が観測されているわけです。
誰がどう考えても「噴火」なんですが、なぜか頑なに断定を避け続ける様子には異常なものすら感じました。結局諦めた?のか、小規模噴火が観測された、と断定しましたが、この期に及んで「ごく小規模な噴火」と未練がましい修飾語をつけています。
要は「風評被害ガー」と批判する神奈川県や観光業界への「配慮」が過ぎた格好です。本省である国土交通省までが警戒区域の表記をよく言えば細分化、悪くいえば矮小化しているなかでの噴火ですが、「ごく小規模」だからよかったものの、噴火当時の御嶽山と同レベルの警戒レベル3にランクされて避難指示が出た範囲には旅館に日帰り温泉、別荘があるわけで、運が悪ければ「とんだ配慮」となるところでした。
1914年、これまで錦江湾に浮かぶ島だった桜島が大噴火して大隅半島と地続きになりましたが、その直前、異変を察知した地元からの問い合わせに対し、測候所は噴火を否定して、それを信じて避難出来ずに犠牲になった住民が多数出たことを悼んで建立されたいわゆる「科学不信の碑」が現地にありますが、科学的観測に関して経験が浅い当時と違い、十分な体制がありながら、ある意図をもった「配慮」で判断がゆがめられ、対応に不備が生じてはいないか。約100年の時を経て、再び「科学不信の碑」を建てる日が来ないようにしてもらいたいです。