Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

2021年 年末のご挨拶

2021-12-31 20:52:00 | おしらせ
2021年が間もなく終わろうとしています。
まさかCovid19の影響がここまで続くか、というよりもデルタ株の蔓延は2020年の「コロナ禍」がなんちゃってレベルと言うしかない状況だったわけで、ワクチンの急速な接種でなんとか抑え込んだ格好ですが、さらにワクチンをかいくぐる新株の登場には、2022年もどうなるのか、という絶望感すら感じるわけで、心が折れるどころではない状況です。

「New Normal」というフレーズが2020年にはよく聞かれましたが、足下はこれからどこへ行くのか、という不安を掻き立てる事態が徐々に顕在化してきており、想像を超える厳しい事態が今後懸念されるところです。

交通の世界も「通勤」という概念が大きく変わることで厳しくなるとした昨年末の状況が深度化し、事業者が背に腹は代えられないという姿勢を露わにしてきたことも2022年に向けての不安な部分です。

2020年に続き無かったことにしたい年でしたが、2022年に向けての不安の「一里塚」となっている感じです。
今年も暗い挨拶になってしまいましたが、皆様、来年こそはよいお年を。


2021年12月31日
Straphangers Room/習志野原の掲示板 管理人
エル・アルコン拝



誰得のタイ国鉄年末輸送情報

2021-12-30 23:15:00 | 交通
思わぬ延期で「最後の年末年始輸送」となったファランメ[ンの様子を特派員くんが見て来てくれました。
中央のホームの展示編成が入れ替わっていて、スハ25を改造したプレステージ車は引っ込んでしまい、別の12系由来の車両になっていました。一方でSLはC56が2両追加されていて、C56 15のプレートを付けた713号機と、プレートがない715(C56 17)の2両。炭水車に木材を山積みしていて、当時は薪を焚いていたという含みでしょうか。

オーマイクロンの拡大が懸念される中、移動需要は大きいようで、どの列車も通常の減車体制が一変して増結や方面によっては増発もあったそうです。
まず両で勝負は東北本線ウボンラチャタニー行きの快速139列車で機関車抜き、荷物車込みで、途中のシーサケット止まりの5両を含めて21両。一番数字が大きいのは「20号車」でした。それでも足りないのか、ソンクラン輸送の時のように22時発の臨時快速977列車が増発されていました。
同じく東北本線ノンカイ行きの快速133列車も19両。他線の増結に回されたのかエアコン2等寝台が外れ、非冷房2等寝台があてがわれるという惨事。JR寝台車の増結も無かったそうです。

ここまで増えると号車表示も大変なようで、通常編成の号車はそのままで増結を設定するため、上記ノンカイ行きは1号車に2等座席、3等座席合造車が入りますが、これに合造車2両、3等座席車2両を増結したため、1/1~1/4号車が設定。さらに間際に増えたのか、3等座席車最後の9号車に9/1号車が増結されていたとのこと。(タイの増結車は1/1という感じで/の右側が増える。なおマイペンライのお国柄なのか、1/1-1/3-1/2というようなつなぎ方を平気でします)

そして南本線のナコンシータマラート行き急行85列車は16両。スラタニー止めの3両は連結していませんが、増結が多かったそうです。こちらは通常から格の高い編成ということもあり増結も単純に3等座席車を追加するだけではなく、3等座席車2両に加え、普段なかなかお目にかかれないエアコン3等座席も1両増結。これはソンクラン輸送時にウボン行き快速に連結されているのを見て以来だそうです。
2等座席はかつては12系改造のエアコン2等座席と非冷房2等座席の1両ずつが非冷房1両になり、最近2両になっているそうです。寝台車はスラタニー止めのエアコン2等寝台3両がない状態なので「減車」ですが、2年前の年末年始輸送で見かけて以来の1等寝台の増結があったそうです。1等寝台の増結は特急でも無いので、この急行の格をうかがわせます。

なによりも感動したと言っていたのが北本線のチェンマイ行き寝台特急。ソンクラン以来の臨時寝台特急5列車が運行されていたそうですが、その編成が確かに話を聞くと私も感涙に咽びました。
ソンクラン輸送時は中国中車製の新型寝台特急編成でしたが、今回は電源車、24系寝台車8両(オハネフ24改造。エアコン2等寝台「JR」クラス)、エアコン2等寝台の10両。電源車は仕方が無いとして、最後尾のタイ国鉄型寝台が無ければ、まさかのJR型清一色(電源車を考えると混一色?)で、赤系統の新塗装はブルトレに見えませんが、電源車とJR型は塗装が統一されているので、編成美も整った編成になったのに残念だったとのこと。ファランメ[ン構内に24系が何両かいたので、1両をこれに差し替えれば、と悔やまれます。
なおこの電源車入れて9両の大量の集団、「ひまわり臨」のエアコン2等車部分をそのまま持って来ています。

しっとりと暮れた夜のファランメ[ンを旅立つ24系中心の寝台特急。動画を送ってくれたので見ましたが、日本ではもう見られない24系の姿に感動です。一足早いお年玉でした。





「馬の骨」を仰がせるための詭弁

2021-12-28 23:33:00 | ノンジャンル
ネットのメ[タルに日本の皇位継承は英国に学べとかまた手垢がついた意見というか見当外れの意見が出ています。
要は長子相続、直系相続ありきで「馬の骨王朝」を正当化する一連の工作員の類と言ったら失礼かもしれませんが、「男系」での相続を無視する時点で「はいはい解散解散」です。

結論ありきの典型が、有識者会議が示した旧皇族の男系男子と女性皇族の婚姻に対する批判で、民間人になっている旧皇族の家系が皇族になるのは門地などによる差別を禁じた憲法違反、ともっともらしいことを言っているわけです。
そもそも厳密に考えれば「皇族」の存在が憲法と相容れないわけで、それが存在し得るのは「天皇」の一族だからです。
「馬の骨」の一族を「天皇」として仰ぐのか。それこそ「馬の骨」に天皇の看板を鰍ッて特別扱いをするという憲法違反でしょう。まず「天皇」の定義があるのにそれを無視する。英国は英国の定義があり、だから5000人からの王位継承権者がいるわけですが、日本では別の定義になる、ただそれだけの話です。

「天皇」の定義を踏まえた皇位継承を維持するにはどうしたらいいのか。臣下からの復活や即位という例も過去にはあるのです。逆に「馬の骨」の即位は無いですし、公式には皇統を受け継いでいても疑惑があるケースにおいてはなぜかその直系は絶えて(いわゆる「天智朝」と「天武朝」。皇統の移動のみならず、「御寺」こと泉涌寺での祭祀が「天武朝」を無視するなど相当な含みがある)、皇統が確実な系統に移行しているように、過去累々と守られてきたのです。

それを無視して「馬の骨王朝」への道を開く直系、長子相続を主張する勢力は何か。
うがった見方をすれば、その対象となるお方が成人というタイミングからして、既に誰が「馬の骨」になるかも決まっているのでしょう。確実なだけでも1500年以上継続してきた王朝の、確実なだけでは初めての王朝交代を狙う勢力は少なくないでしょうし、それが一部皇族への目に余るdisを始めとする直系、長子ageを繰り返していると邪推せざるを得ません。

陰謀論のようでもありますが、この手の勢力が守ろうとしているのは「皇位」であって「皇統」では無いということを考えると、ネトウヨレベルが「反日」だなんだというのもかわいいレベルでしょう。


今年も静止画像の紅白か

2021-12-28 23:30:00 | ノンジャンル
今年の紅白はいよいよ「今年の曲」のイメージが付きにくいものになっています。音楽への接し方も変わっている中で「ヒット曲」という概念も変わっているにしろ、大晦日の夜に延々と放送する意味が薄れていることはたしかでしょう。

出場歌手発表から曲目、出場順発表と盛り上げに必死ですが、一方で「別枠」で話題を稼いでいるのもある意味あざといです。今年は特に「企画」と称して出場歌手よりも期待が持てる歌手が並んでおり、だったら選考って何なの、となります。
結局過去大ナタを振るった大御所クラスを始めとする面々の定番曲に頼る面が大きく、こうなると「年忘れにっぽんの歌」とのハイブリッドが一番しっくりくる感じになってしまっていますね。

そして在留邦人サイドからは、この手の「話題物」が海外では放映権の関係で静止画像になるという指摘もあるわけで、全くのドッチラケになっています。
これ、2019年はラグビーW杯に絡めた企画で試合の様子が全部ダメで、2020年は「鬼滅」がダメ。そして今年は五輪とドラクエなどでつなぐ気でしょうが、延々と静止画像は必至です。最近は倹lの出しゃばりが無くなっているのがまだ救いですが、企画が見れずに倹lの寒い撃セけ見せられる、となったら少なくとも「国際放送」としてのNHKの意味は無に等しいです。



役人の独走なのか

2021-12-27 23:13:00 | 時事
オーマイクロンの濃厚接触者につき文科省が大学入試不可との方針を出したのに対し、首相が別室での対応を考慮するなどの指示を出しました。もともと追試での対応を同時に指示していましたが、不可のインパクトが強く、追試となるとスケジュールに影響するので、同じ日の別室扱いが無難です。

しかし役所が発表して首相が修正する、というのも変な話です。行政機関でありながら行政府である政府の長である首相と不一致が発生しています。これ、先だっての帰国者に対する「入国拒否」の問題もそうだったわけで、あの時も国交省が発表して政府が修正するという統制も何もあったもんじゃない状態でした。

政府の方針も確認せずに官僚が勝手に決めているのか。大臣や副大臣に話は通っていないのか。首相以下政府が舐められているのか、それともあまり考えないで了承して反響が大きくて撤回のバタバタを繰り返しているのか。
いずれにしても行政府の機能不全としか言いようがないわけで、行政不信につながります。