木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

戦争の後ろに男女のドラマ

2019年09月04日 | Weblog

「道・やすらぎの刻」は私が欠かさず見ているお昼のドラマだが、戦死した兄のお嫁さんだった人と一緒になるというのが、現在進行のストーリーだが、思い出した話がある。
高校時代、国語の先生をしていた人が戦死したお兄さんのお嫁さんと結婚したのだという話を聞いたことがある。
兄嫁だった人は洋装店を経営するような人だったから生活のために弟と再婚した農家のお嫁さんとはちょっと事情が違うような気がするが・・・。
戦前から洋裁の技術を持つようなキャリアウーマンだったのか、夫を失って自立のために腕をみがいたのか、それはわからないけど、前者だとしたら弟の学費を助けたのかもしれないし、後者だとしたら教師になった先生が義姉を支えたか。いずれにしても二人は相思相愛だったのだろう。
しのと公平の関係に似ている。
そして長男の公一兄さんにも何だか春の予感が。こちらは都会から疎開してきた子持ちの戦争未亡人を助けるうちに・・・。という展開。
しかし都会からの疎開者といい仲になってしまい家を捨て駆け落ちしてしまった話も残っている。
我が家の菩提寺の奥さんがその主人公。お寺の奥さんだから大変なことである。大寺のだいこくと言う立場は気苦労が多いものなのだろう。
藤村の「夜明け前」の世界にも似ている。
こんな話を覚えている人ももう残り少ない。

コメント
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