東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

経営の健康診断

2008-10-13 | 経営の気づき
病気という体の異常は、回復不能に陥らないための「注意信号」です。
したがって、風邪をひきやすい人は、風邪の症状をおさえることよりも、風邪をひきやすいという「バランス機能の乱れ」を修正する努力をすべきです。

例えば、ライフスタイルを変えることによって、抵抗力の強い体になるとか。
要するに、病気という状態は、健康への手がかりを私達に示唆している「生命機能のメッセージ」です。

逆に、健康は、常に病気への火種を含んでいることも忘れてはなりません。
見かけは健康でも、体の中は異常事態に陥っているかも。


自分が健康だと思っている人は、異常な状態が許容範囲内におさまっているだけの話です。
そのために、定期的に健康診断を行う必要があります。

その意味では、人間の体に対する健康配慮は、企業経営体に比較すれば、随分、気遣いのレベルが高いと言えます。
大企業はともかく中小企業の場合、徹底的に経営診断することは少ないのですが、その必要性を感じて頂きたいです。

自覚症状が出てからでは遅い。
早めの経営診断を、是非、お願いします。