東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

失敗して育つ

2008-10-21 | 経営の気づき
脳は、3歳になるまでの間に、大人の約7割の重さになるとか。
したがって、乳幼児の知恵の成長は著しいのですが、最近の便利な生活用具を見ていると、子どもの成長にとって余計なお世話的なものが随分あります。

例えば、カップ。
子どもが落としても、中に入っている液体がこぼれない。
親からすれば、こぼれたミルクやお茶などをふき取る作業が省かれるため楽なのでしょうが・・・


でも、グラスを割るとか、入ってたものがこぼれるのを見て、器を落としてはいけないと言う知恵がついてくるわけです。
失敗してこそ、脳のしわが増えて知恵がつきます。
しかし、時間的にせかされている現代人は、知育よりも利便性・快適性の方を重んじているようです。


失敗の不快感を経験させない過保護な体制は、会社でも見受けられます。
上司は、もっと部下の失敗を歓迎すべきです。
可愛い部下の成長のためにも・・・