ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

BLM

2020-06-22 12:32:55 | 日記・エッセイ・コラム
今アメリカが騒がしい。
黒人差別問題である。
とある黒人が警官に取り押さえられて死んだ。
いきさつは知らないが、行き過ぎた行動ではあったようだ。
その警官が黒人ならここまで問題にはならなかったろう。
白人だからである。
ではアジア系だったらどうだろう。
それもこれほどではなかったろう。
まことに微妙な問題である。
・・・・・
これにはアメリカの黒人のルーツが関わっている。
彼らは奴隷としてアフリカから連れて来られたのです。
それは過去のことだが、
その後に移住してきた者達がいるにしても、
多くはその子孫である。
奴隷としては既に戦前に解放されている。
とは言え、酷い差別があった。
公民権を得たのはなお戦後のことである。
それでも差別は大なり小なり続いている。
今もである。
感情は法律では解決できない。
取り敢えず法律で縛るのは一つの方法ではある。
表向きの解決はそれしかない。
本当の解決には時間がかかる。
今般の運動も為の一つにはなろう。
それにしてもアメリカ人は短絡的である。
日本人には行き過ぎのように見える。
アメリカ人でもそう思う人達がいる。
黒人にでもである。
まあ日本人にはピンとこないが、
人種差別はアメリカでは非常に微妙な問題なのだ。
特に黒人にとっては。
実際に住んでみると、肌で分かるというが。
それにしても、この運動は行き過ぎである。
事件のあった当の場所では当然だろう。
なおアメリカ国内なら他所であっても納得だ。
暴力や略奪は論外だが。
それにこれは現代の問題である。
過去を蒸し返すのはどうも。
それでもイギリスのように、
奴隷貿易を行なっていた張本人らには、
過去とはいえ、
許せない気持ちを持つのも分かる。
現にデモが起こっている。
まあいいだろう。
・・・・・
気に入らないのは、
アメリカのリベラル人士の行動である。
もう少し冷静になれないのか。
今世界における差別はこの黒人問題だけなのか。
ほかに幾らでもあるだろう。
それに差別以前の酷い状況にも溢れている。
ウイグルやチベットは如何。
中東から地中海沿岸のほとんど戦闘状態の国々はどうだ。
それにテロが頻繁に起きる国など。
ひとり黒人差別だけが問題ではなかろう。
だからである。
抗議や反対運動で世界が一色になるのは変である。
これは仕掛けられているのか。
そう思わざるを得ない。
てか自国が大変な国ではニュースにもならないだろう。
それに奇妙なのは、
この日本でも同様の抗議運動があったことだ。
いったい誰が誰に抗議するのか。
まったく分からない。
ここに至れば、疑問の余地はない。
これは単なる抗議運動ではないと。
リベラルの保守に対する攻撃だと。
実際はトランプ陣営への攻撃だと。
こんなことに賛同する日本人が本当にいるのか。
いるのである。
確信的なリベラルとおバカなデュープスである。
そんな輩が結構いるのだ。
それが情けない。
本当に情けない。
・・・・・
それに付けてもメディアは信用できない。
若い頃は新聞は事実を伝えてると思っていた。
真実はともかく、取り敢えずは事実だと。
今はまったく信用していない。
政治的に微妙な問題ほどそうである。
歪曲はもとより捏造や偽造も辞さず。
そして都合の悪いことは報道しない。
もはやプロパガンダ紙である。
そのことを痛感している。
しかも新聞だけではない。
テレビもである。
テレビの主たる役目は誘導だろうが。
その点はネットの方がましである。
そも玉石混交だとは周知のこと。
でも時に本当のことがあろうと。
それを日夜探している。
全身全霊で探している。
ちょっとオーバーな物言いです。
でもそれが私の窓です。