どうにもおかしい。
大きな思い違いをしてる。
世界を一つの大きな力で仕切れば、
平和になると思ってる人がいる。
これはダメだ。
これではダメだ。
・・・・・
戦争は偶発的に起こることはない。
戦争は起こそうとする者が起こしている。
なぜ起こすのか。
世界を自分の思い通りに仕切りたいからだ。
そこで戦争を起こす。
実際に戦争してる者はそうとは知らず戦ってる。
企図している者は別にいる。
そういうことだ。
だが普通の者には分からない。
分からないように仕組まれてるのだから。
・・・・・
対外的な戦いが決着し、
一つの大きな力ができたとして、
それで平和が来るわけではない。
次は内なる戦いになるだけである。
戦いの形が変わるのである。
戦いが終わることはない。
戦いを戦いによって終わらせようとする限り、
戦いは終わらない。
・・・・・
発想そのものが間違ってる。
自然はいつも先生だ。
圧倒的な先生だ。
自然は一極集中ではない、多極分散だ。
棲み分けによる共生、
それが自然の理である。
それを知らねばならない。
棲み分けによる共生と、
それを基とした緩やかな連帯、
それが平和への道である。
それこそが平和への道である。
皆騙されている。