創価学会の信仰に功徳はあるか?

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372.バラモンの教えである「若悩乱者頭破七分」を読み下しで間違える正宗系教団

2015年06月18日 22時21分21秒 | 創価学会
宋高僧伝、選択集など漢文にふれたので日蓮曼荼羅本尊の漢文もメモ書き。

有供養者福過十号 若悩乱者頭破七分

●若悩乱者頭破七分の出典

 原始仏典では「若悩乱者頭破七分はバラモンの言葉であってお釈迦さんは否定」しています。

バラモンの言葉は怒りと恐怖を与える創価など正宗系教団と同じ。
安心(日本で言うなら和とか)与えるのが普通の宗教ではないですかね?

若悩乱者頭破七分の意味を教えてください。 - こんにちは。「若悩乱者頭破... - Yahoo!知恵袋

●有供養者福過十号、若悩乱者頭破七分の読み下し

この2つの文も「者」が使われていますが、

若し悩乱せば頭七分に破る
供養有らば福十号に過ぐ

読み下しが正しいようです。それぞれの「者」は、仮説の語気詞と呼ばれており仮説や条件をあらわす。
訳は「もし~であるならば」。

日蓮正宗の方は思いっきり読み下し文で間違えているようです。
日本語訳としては意訳で「者は」が許されるのかもしれませんが、私が見る限り漢文の解説サイトの読み下しでは「もし~であるならば」以外、見つかりませんでした。漢文も歴史的変遷があるようですが、鎌倉時代までの読み下し文としては私が調べた限りダメなようです。
もしかすると日蓮の死後、時代によって変遷があるかもしれません。

日蓮さんも同じ様に間違えた読み下しをしたのでしょうか?

◯例

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若悩乱者頭破七分・有供養者福過十号

> 「若悩乱者頭破七分」は、妙楽大師の『法華文(ほっけもん)句記(ぐき)』に説かれた文で、「若(も)し悩乱(のうらん)する者(もの)は頭(こうべ)七分(しちぶん)に破(わ)る」と読みます。


> 「若(も)し我(わ)が咒(しゆ)に順(じゅん)ぜずして 説法者(せっぽうしゃ)を悩乱(のうらん)せば 頭(こうべ)破(わ)れて七分(しちぶん)に作(な)ること 阿梨(あり)樹(じゅ)の枝(えだ)の如(ごと)くならん」(新編法華経 580頁)

(中略)

>次に、「有供養者福過十号」とは、同じく『文句記』に説かれた文で、「供養(くよう)する有(あ)らん者(もの)は福十号(ふくじゅうごう)に過(す)ぐ」と読みます。
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大白法 514号 若悩乱者頭破七分(にゃくのうらんしゃずはしちぶ)

>「若悩乱者頭破七分」は、妙楽大師の『法華文句(もんぐ)記(き)』に説かれた文(もん)で、「若(も)し悩乱する者は頭(こうべ)七分(しちぶ)に破(わ)る」と読みます。

>次に、「有(う)供養者福過(ふっか)十号」とは、同じく「文句記』に説かれた文で、「供養する有らん者は福十号に過ぐ」と読みます。
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創価学会は以下のとおり。池田大作って威張ってますが、こんなモンなんですね。 (6月14日(日)時点)
画面はsnipping toolsでキャプチャ済。
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四信五品抄
妙楽の云く「若し悩乱する者は頭七分に破れ供養すること有る者は福十号に過ぐ」

富木殿御返事
又云く「其の福復彼れに過ぐ」妙楽云く「若し悩乱する者は頭七分に破れ供養すること有らん者は福十号に過ぐ」

法蓮抄
法華経の第四法師品に云く「人有つて仏道を求めて一劫の中に於て乃至持経者を歎美せんは其の福復彼に過ぎん」等云云、妙楽大師云く「若し悩乱する者は頭七分に破れ供養する有らん者は福十号に過ぐ」等云云、

日女御前御返事
何ぞなれば末代の法華経の行者は法華経を説ざる華厳・阿含・方等・般若・大日経等の千二百余尊よりも末代に法華経を説く行者は勝れて候なるを、妙楽大師釈して云く「供養すること有る者は福十号に過ぎ若し悩乱する者は頭七分に破れん」云云、
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バラモンの教えで正統性を主張したり、誹謗中傷や嫌がらせ、ストーカーってやめて欲しいですね。

日蓮系で寺院があるのか無いのかよくわからない新興宗教系でも創価学会や正宗系に関わった人は、間違っていると思われる読み下しで読んでいます。

以上

以下、再掲載
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 中国仏典、日本の漢文(鎌倉時代など)を調べきれていませんが以下のサイトが見つかりました。
漢文(高1) について。漢文の書き下し文にするときひらがなに直す漢字- Yahoo!知恵袋
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1160290726

【助詞】
(1)「之」= 助詞の「の」に相当。
(2)「自」= 助詞の「より」に相当。
(3)「与」= 助詞の「と」に相当。
(4)「者」= 助詞の「は」に相当。
(5)「耳」= 助詞の「のみ」に相当。
(6)「于」= 助詞の「へ」に相当。

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愛知淑徳大学大学院論文集一グローバルカルチャー・コミュニケーション研究科一
日本語助辞「は」の職能
山 内 啓 介
http://aska-r.aasa.ac.jp/dspace/bitstream/10638/656/1/0033-001-200903-085-100.pdf
>「者」の訓読用法について、時代が下がって、ll世紀初めまでの漢文体日記である藤原実資の変
体漢文の記録の「者」字について、清水教子「『小右記』に見られる助詞(一)」7)が、係助詞についての「は」 (者)を報告している。また、接続助詞「ば」(者)についでしかれば」(然者)
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コメント
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