甍の上で

株式会社創瓦 社長 笹原真二のブログです。

駆け足の 秋は短し 矢のごとく 師匠も走る 師走に入る

2023-12-01 21:08:10 | Weblog
     母とお伊勢参り

 25日午前4時前、玄関を出ると、西南の方角にオリオン座、北の方角には北斗七星が。冬の星座が煌めいていた、凛とした空気の中4時半過ぎお袋と伊勢に向けて車に乗り込む。

 空が明けた6時半頃、三木SAで休憩。京都東から大津の辺りで渋滞にあったもののその後は順調に流れる。8時、新名神高速の土山SA、小雨が降る寒い中、松阪牛の豚まんならぬ牛まんを550円を購入ものすごく美味しい。9時50分、伊勢神宮外宮に到着。

 内宮には、二度お参りしたことがあるが、外宮にお参りするのは初めて。駐車場から400mくらい歩いて正門へ。表参道火除橋を渡って、勾玉池を見て手水舎で清め神楽殿へ、御朱印を頂く。正宮へお参り、亀石を渡り、風宮、土宮へお参り、多賀宮へは急な石段を登って行くのだが、お袋は足が痛いとリタイア。一人でお参りをした。下で待ってくれていたお袋と北御門の日除橋を抜けると駐車場が目の前にあった。約1時間。

 食レポ番組でよく出る伊勢のブランドスパゲッティ、モリスパを食べたくて喫茶モリへ行くが駐車場が無い、しばらく探したが諦めて路上駐車。15分くらい並んで店内へ。昭和の小さな喫茶店、熱々の鉄板の上に卵とパゲッティ650円が本日の昼食。勿論美味。

 12時過ぎにモリを出て内宮へ。宇治橋にちかい駐車場は1時間待ち、臨時駐車場へと向かうが、ここから内宮まで1㎞以上ある。おかげ横町は人、人、人でいっぱい。宇治橋に着く。ここが全日本大学駅伝のゴール地点。43年前、青葉先生と監督車に乗っていたことが思い出された。

 五十鈴川の御手洗場で手を清める。清流の中に小さな魚がいっぱい泳いでいる。上流を見ると神々しいような陽光と紅葉が。お袋が歩けないと言って一休み、91歳の母親とお伊勢参りが出来ることにこの上ない幸せを感じる。

 23年前、江場さんに誘われて伊勢修養団の研修会に参加した。この時、五十鈴川で一糸まとわず禊ぎをした、7月の夜だった。翌日の早朝には、正宮の玉砂利の中まで入ってお参りさせていただいた。「伊勢神宮は、全て腐るのもで、出来ています」という一言に感動した。「国歌君が代には二番があるんです」ということも、そしてトイレ掃除も教わった。

 お袋も歩き出した。神楽殿で御朱印を頂き正宮へお参り、さらには荒祭宮、風日祈宮をお参りして内宮を後にした。

 おかげ横町のいっぱいあるお店の中で、たまたま「千の幸」というお店でお土産を買う。持ちきれない量になってしまった。するとお店の人が駐車場まで一緒に運んでくださった。文字通り私たちにとって「千の幸」だった。次に来た時もこのお店でお土産を買う。

 15時過ぎ臨時駐車場を出て、二見浦の夫婦岩へ。年末年始には必ずニュースでは見る。着いて海の彼方を見ると富士山がうっすらと見える。ラッキー!大洋に面した夫婦岩は荒波の中に雄々しく建っていた。

 お袋がお参りしたいと言っていた女の人の願いなら一つだけ叶えてくれる石神様(神明神社)がある鳥羽の相差(おうさつ)へ着いたのが16時半、宿のかず美さんへ入る。その後、石神様へ早速参るも御朱印がいただける時間は過ぎていた。境内は小さくどこの町にでもあるような神社。

 お風呂をいただいて6時から食事、鳥羽の海の幸がこれでもかというくらい満載。鮑のお刺身は格別。91歳のお袋と二人での完食は当然のごとく無理だった。夕食後もう一度お風呂に入って就寝21時。

 よく眠ることが出来た。7時過ぎ散歩に、5分も歩くと防波堤が、きれいな海が広がる。瀬戸内の海とは違い果てしなく広がっている。朝食を取り8時過ぎ宿を出て石上様へ。すでに40名くらいの方が団体でお参りされていた。御朱印をもらって帰る頃には、さらに二団体のお参りが、女の人の多いこと、やはり女の人の願いを叶えてくれる神様なのだ。
 
 9時過ぎ、石上様を出て、伊勢道で松阪まで、松坂から国道165号線の伊賀越えで名張、宇陀、天理、奈良、阪奈道に乗って阪神高速へ、山陽道は工事のため一部通行止め、そのおかげで中国池田から中国道を走り北房まで、30年振りに大阪からの中国道を走ることが出来た。
 
 旅の途中、途中でライン仲間に写真を送っていた。多くの友達から、「親孝行、いいね!」のメッセージが送られて来た。静岡の伊豆在住の益本からは「親孝行したいときに、親はなし。羨ましい限りです」両親ともなくしている友達はいっぱいいる。改めて元気な母親が健在していることに幸せを感じた。
 
 今年は、お袋と、高野山にもお参りした。そしてお伊勢まいりもすることが出来た。来年は閏年、お袋の大好きなお四国参りの逆打ち(八十八番から逆にお参り)をするつもりだ。
                                  令和5年11月27日        笹原   真二

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