甍の上で

株式会社創瓦 社長 笹原真二のブログです。

朝夕の 過ごしやすさは 何処へやら 屋根の上では 厳しい残暑

2023-09-28 20:15:54 | Weblog
  思いの粋を集めた駄文

 5月だったか?母校大東文化大学の広報誌を見ていると、創立100周年記念事業の一環で卒業生エピソードと題して、在学中の思い出、卒業してからのエピソードを募集していた。
 
 幸い、毎月書いているマンスリーの中に、「大東文化大学陸上競技部今昔物語」A4・5枚(平成28年2月)、「先輩は兄貴、後輩は弟」A4・4枚(令和元年9月)、おじさんたちの修学旅行A4・3枚(令和4年9月)、「清水の訃報・素晴らしいブレーキ」A4・2枚(令和4年12月)、「ただいま青春、真っ盛り」A4・1枚少々(令和5年5月)の五つの文章があったので、「卒業して43年になります。面白くないこと、イヤなこともあったはずなのに、楽しい思い出ばかりです。」というあいさつ文と共に・・・募集の原稿は、基本的にはA4一枚以内だろうと思いながらも、あえて全ての文章を送った。

 内容は、未成年飲酒、愛のムチの場面もある。今の時代では不都合なことかもしれないが、当事者は、全て時効の貴重な青春の一時代を綴った思い出だから、そんなエピソードもあって良いと思った。卒業後のエピソードは、その時々を結構具体的に、しょうも無いと思えることまで書いていたから、間違って採用してもらえたら面白いなと少しだけ期待していた。

 24日日曜日、「大東文化大学百周年記念サイト」を開いて、卒業生エピソードを探した。なんと、「陸上部OB笹原さん」採用されているではないか。素直に嬉しかったのだが、あまりにも抜粋され過ぎていて、力作が、駄文になってしまっていることが少々不満だった。

 それでも、大学の陸上部有志のLINE、近隣の陸上仲良し会、芳井のお友達、芳井蟹食い等々のLINEに、「私事ではありますが、百周年記念事業の卒業生エピソードに採用されました。ただ、抜粋され過ぎたことは不満です・・・」と綴ると、いくつかのお祝いのメッセージをもらった。芳井のお友達の女子3人から、大東文化大学英語学科の大月教授(芳井小学校、中学校からの友達)から。

 大東文化大学陸上部有志からの反応は無い。しょうも無いことにもいつも反応する、森下さんも、同期の望月も何も言って来ない。陸上仲良し会の益本は素早く反応しくれたが、「普通の文章でした。あれが採用されたのは?・・・」

 そんな中、改めて五つの文章を読み返してみると、事務局の方が抜粋したあの駄文が、思いの粋を集めた結果の駄文だと思えてきた。

「卒業して43年になります。楽しい思い出ばかりです。(陸上部OBの集まった旅行で)夜の宴会で、青葉先生が「監督冥利につきる」と言った言葉が嬉しかった。先輩は兄貴、後輩は弟、監督は若い親父、奥さんは若いお母さんだった、そして、二人の娘は幼い妹だった。46年前、同じ屋根の下で、同じ釜の飯を食わせてもらった。4年間、過ごさせてもらったことは人生の大きな財産となった。」 (大東文化大学百周年記念サイト・紡ぐ忠恕の文化・卒業生エピソード)
        
                                           令和5年9月28日       笹原 真二
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