なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

間質性肺炎

2024年01月20日 | 間質性肺炎・器質化肺炎

 1月6日に記載した間質性肺炎の92歳女性のその後。

 1月4日に発熱で受診して、間質性肺炎の増悪を認めた。ちょうど呼吸器外来に専門医(大学病院から)が来ていたので相談した。IPFの増悪だと厳しいと言われた(9割はダメ)。

 年齢と小柄な身長を考慮してプレドニン30mg/日注(0.75mg/日になる)を開始した。間質性肺炎に細菌性肺炎併発による悪化も否定はできないので、保険のために抗菌薬(セフトリアキソン)の併用した。

 ステロイドの影響か食欲不振は改善した。プレドニンとセフトリアキソンを継続していたが、セフトリアキソンは1週間で中止した。

 入院日は、白血球11300・CRP18.8と高値だったが、6日目の検査では白血球9600・CRP0.8と改善していた(白血球はステロイドの影響)。改善の程度が良すぎるような気もした。

 1月17日に胸部CT再検と血液検査を行った。CTでは間質性陰影(するガラス陰影+網状陰影)が軽減していた。含気がよくなっている。白血球15900・CRP0.1とさらに改善した。

 細菌性肺炎の併発の部分が良くなってというより、間質性肺炎自体が改善しているように見える。

 

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