横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

塩原温泉から大沼へ

2011-06-27 06:38:48 | 近所
予約投稿



先日、会社のOB会の行事が塩原温泉で行われ、10年ぶりに顔を合わせた先輩もいて楽しかった。

せっかくなので翌日一人で須巻富士を経由して大沼(標高910m)まで歩いてきた。




須巻富士山頂へ向かう道には「塩原温泉川崎大師厄除不動尊」の幟が並んでいる。
こんなところに川崎大師の縁があるとは思わなかった。




弘法大師がここに不動堂を開いたのがはじまりで、塩原近郊の人々が信仰してきた。
戊申戦争の兵火で塩原の村じゅうが焼失し不動堂も類焼してしまった。
塩原温泉開湯1200年の昭和52年、不動堂を惜しんだ塩原の人々により、この不動尊が建立されたそうだ。





大沼は車でも来られるようで、散策を楽しむ人の姿も多かった。
ミズバショウの季節は終わっていたが、カンボクの白い花やオオヤマフスマなどの草花も見られた。

この写真の右下あたりに足跡が見えるのだが、知った人に聞くとこのあたりはカモシカがいるそうだ。




山道の両側はスギ林から標高が高くなるとブナやミズナラなどが多くなり、
それとともに蝉の声が大変にぎゃかだった。エゾハルゼミだ。
木の幹に眼を凝らしてもなかなか姿を見つけることができないが、やっと抜け殻を見つけた。




セミの方はすっかりあきらめていたら、ふいに眼の前を何かが落ちる気配がした。
下を見ると枯れ葉の上にエゾハルゼミがいた。
木に止まった姿ではなかったが見られただけでもよかった。





ちょっとピンボケだけど大沼にはエゾイトトンボがいた。
コンデジをうまく使えなくて、きれいな青色を写しとることができなかった。
エゾ何々といっても北海道限定でないものも多いみたいだ。




もと来た道を戻り須巻富士の分岐から小太郎ヶ淵を通り仙人岩吊橋を渡ってビジターセンターについた。

帰りのバスの時刻を見ていると向こうの車から声がかかった。OB会に出ていた仲間二人だ。
別れてから4時間以上たって出会える偶然が楽しい。
彼らは車だっので、一緒に蕎麦を食べて駅まで送ってもらった。