横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

湯の丸高原の花5

2007-08-09 21:17:03 | イベント
先週の金曜日に行った湯の丸高原・池の平の花を1週間にわたって記事にした。
長すぎたので、これまで登場しなかったものを集めて最後とする。


カワラナデシコ(ナデシコ科)
ふだん園芸的に見かけるカワラナデシコを山で見たのは初めてだ。
このあたりにはタカネナデシコというのもあるらしいが、区別をよく知らない。


マツムシソウ(マツムシソウ科)
マツムシソウは少し早かったようで数が少なかった。


そして虫にやられるのか花が不完全なものも多かった。


ヤマオダマキ(キンポウゲ科)
近所で見るオダマキに比べるとヤマオダマキは何となくたおやかだった。
萼も全部黄色いキバナノヤマオダマキとか別種のミヤマオダマキというのもあるそうだ。


シャジクソウ(マメ科)車軸草
掌状複葉だけれど小葉が輪生しているように見える。
マメ科らしい花は地面近くに咲く。
近所のどこでも見るシロツメクサやアカツメクサはシャジクソウの仲間だ。


ミヤマホツツジ(ツツジ科) 
きょうの花の中で、この花だけが落葉低木だ。
見たときにはホツツジと教えてもらったが、調べるとミヤマホツツジらしい。
ホツツジは花柱がほとんど曲がらないが、ミヤマホツツジは上方向に丸まる。
合弁花だけれど深く3裂し反り返っているので離弁花のように見える。


クガイソウ(ゴマノハグサ科)(九蓋草,九階草) 
遊歩道沿いのある場所はクガイソウの群生地になっていた。
クガイソウの茎には葉が4~8ずつ輪生する。
輪生した葉の蓋すなわち笠のようなものが九層あるということなのだろう。


トモエシオガマ(ゴマノハグサ科)巴塩竃
トモエシオガマも1ヶ所だけたくさん咲いているところがあった、
シオガマギクに似ているが、花が茎の上部にまとまってネジレて付くので「巴形」に見える。


グンバイヅル (ゴマノハグサ科)  軍配蔓
グンバイヅルは歩いている途中ずっと見られた。
長野県と群馬県の狭い範囲にだけ分布する多年草だそうだ。
果実が扁平な軍配形をしているのが名前の由来。

5回にわたって延々と花の羅列を見ていただいてありがとうございました。

湯の丸高原の花4

2007-08-09 08:14:17 | イベント

クルマユリ(ユリ科)
ヤマユリ、オニユリ、ウバユリなど、あちこちでユリを目にするが、
湯の丸高原ではクルマユリが盛んだった。
花被片の反り返りが強い。


クルマユリの名前は、この輪生する葉からつけられたのだろう。


エンレイソウ(ユリ科)
3枚の葉の上に咲くエンレイソウの花はまだ見たことがないが、
実を見ることが出来た。

湯の丸にはキク科と同様、ユリ科の花も多かった。

バイケイソウ(ユリ科)梅恵草
花が白くてやや小型のコバイケイソウには会うことが出来なかった。


写真が悪いが梅の花に似ているかな。


シュロソウ(ユリ科)棕櫚草
バイケイソウはシュロソウの仲間。
珍しい色で、なかなか可愛い。


ネバリノギラン(ユリ科)
ノギランの仲間だけれど花が咲いていないのが残念・・・
というかノギランとちがって花被片が完全には開かない。
ちょっと触れるとネバネバしていた。


アヤメ(アヤメ科)
ユリ科ではないが特別参加。
草原一帯でチラホラ見られた。