横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

ウマノスズクサ

2007-08-22 08:11:36 | 近所

上瀬谷通信隊の近くに、瀬谷区で唯一残ると思われる田んぼがある。
案山子は先週の日曜日に子供たちが作ったものだ。


原っぱのほうへ回ると、草むらにはバッタが跳び空にはトンボが飛んでいる。
蝶もアゲハ、モンシロチョウ、モンキチョウ、シジミチョウなど多種見られる。
これは前方から見たツマグロヒョウモン。


田んぼの近くの道路際にはウマノスズクサが咲いていた。
蝶は、それぞれ好きな花があるそうで、
前に市民の森で見たジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサを食草とする。


ウマノスズクサ(ウマノスズクサ科) 馬の鈴草
花の形が面白い。
球状のところから筒の先まで萼だそうで花弁はない。


覗いてもオシベ、メシベが見えない。
ふちにも中にも細かい毛が生えている。


どうやらオシベ・メシベはこの球状の袋の中にあって、
ラッパの入り口で誘われたハエが長い管を通ってたどりつく。
ハエをうまく使うために、毛が内向きになったり外向きになったりする面白い構造らしい。


蕾というのか花開く前はラッパの先の色がまだ薄い。

実ができたり、ジャコウアゲハの卵や幼虫が見つかると面白いのだが・・

前に石神井公園で見たオオバウマノスズクサは、こんなに葉が大きかった。