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読書日和

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都知事選から一夜明けて

2014-02-10 23:41:58 | 政治
昨日投開票が行われた東京都知事選挙。
16名によって争われ、上位4候補の得票数は以下のようになりました。

舛添要一(ますぞえよういち)   211万2979票
宇都宮健児(うつのみやけんじ)  98万2594票
細川護熙(ほそかわもりひろ)   95万6063票
田母神俊雄(たもがみとしお)    61万865票

田母神俊雄氏は勝てなくて残念でしたが、知名度で劣る中、政党の支援もない中、これだけの票を獲得出来たことは意味があります。
今回獲得した61万865票、無駄にしてほしくはないですし、今後も頑張って頂きたいと思います。

急進的で強引な「脱原発」「原発即時ゼロ」に”都政”の場を利用されることに「No!」の声を示せたことは良かったです。
都政を担う東京都知事の選挙なのですから、国政で議論すべき原発のことを無理やり争点にすることがまずおかしいのです。

そして相変わらずテレビ・新聞の既存マスコミが「でも宇都宮健児氏と細川護熙氏の票を足せば舛添要一氏に近い票になるんだ!脱原発だ!」というような主張をしていたりもしますが、これは明確に違いますよ。
なぜなら急進的で強引な脱原発には慎重な舛添要一氏と、原発再稼働に賛成で火力発電フル稼働の現状のまずさを指摘している田母神俊雄氏の票を足せば、細川護熙氏+宇都宮健児氏の票を圧倒的に上回るからです。
なぜか田母神俊雄氏の61万865票を「ないもの」として、上記のような無茶な脱原発報道を展開しているマスコミがあることに凄い違和感を感じます。
”偏向報道マスコミ”と呼ばれる由縁です。

なお、急進的な「脱原発」については2012年12月の衆議院選挙、2013年7月の参議院選挙と、二度に渡って国政選挙で訴える場がありました。
その時の記事を以下に示します。

「第46回衆議院選挙 被災地が出した答え」
「第23回参議院選挙 ついにねじれ解消!!」

どちらの国政選挙でも、急進的な「脱原発」の訴えは敗れています。
今回は都知事選にまで脱原発を持ちだして来ましたがまたも敗れ、これで三連敗。
そろそろ急進的で強引な「脱原発」を選挙の度に持ち出すのは無理があると、認めるべきではないでしょうか。

エネルギー政策については、まずは火力発電所フル稼働でどうにかギリギリ賄っている状態の電力環境を改善するため、原発を再稼働するべきだと思います。
その上で、時間をかけて自然エネルギーなどの代替エネルギーを模索しつつ、実用可能になれば徐々にそちらにエネシフトしていくというのが、最も現実的な政策ではないでしょうか。
現状では原子力発電なしでは燃料費大幅上昇の面からもCO2大量排出の面からも、非常に厳しい状態なのですから。
急進的な脱原発派はこういったことを全てすっ飛ばし、「とにかく今すぐゼロにしろ!何が何でもだ!」と無茶なことを言っているから全く支持する気にならないのです。
※火力発電所フル稼働のまずさについては、「東京都知事選その1 筋違いの脱原発」に詳しく書いているので、参考にしてみてください。

急進的で強引な脱原発より、現実のエネルギー事情をきちんと見てくれる政治を希望します。