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読書日和

お気に入りの小説やマンガをご紹介。
好きな小説は青春もの。
日々のできごとやフォトギャラリーなどもお届けします。

テニスの王子様 越前リョーマVS真田弦一郎

2007-04-04 20:38:45 | マンガ
今回は「テニスの王子様」です。
週刊少年ジャンプで連載中で、コミックスは37巻まで出ています。
私のお気に入りなのが、コミックス26・27巻で繰り広げられるこの一戦。
越前リョーマVS"皇帝"真田弦一郎 !!
舞台は関東大会決勝。
戦うは青春学園VS全国二連覇の王者立海大付属。
2勝2敗で迎えたシングルス1、ついに越前と真田が対決する!
序盤から無我の境地になる越前、真田から1ポイント先取。
だが次の瞬間、真田の奥義「風林火山」が発動する!!!

疾きこと「風」の如く
徐かなること「林」の如く
侵掠すること「火」の如く
動かざること「山」の如し

名前からして凄そうな技です。
ホントにテニス漫画なんでしょうか

でも越前は予想以上の善戦をし、「風」を攻略し真田から1ゲーム先取。
しかし無我の境地の反動で急激に体力を消耗してしまう越前…。
そのとき、
「ところでお前風林火山の風…破ったつもりじゃあるまい」
「本当の風はさっき見せたものより…」
真田の見えないスイングに全く反応できない越前。
「3倍疾いわ」


絶対絶命の越前。しかし何とか「風」を返す。
だがそのとき、
「侵掠すること火の如く」
グランドスマッシュが炸裂!!
ゲームカウント4-1真田。
「絶望と共に散るがいい!」

越前を棄権させるべきという意見が出始める。
だが絶体絶命の状況で不敵に笑う越前…。
「やっと弱点見つけたよ…風林火山。ちょっと打ってくんない」
「ほう…。口の減らない奴め」

「侵掠すること火の如く」
再び風林火山の「火」が襲いかかるが、何と越前は「火」に「風」をぶつける!
風林火山の以外な弱点。
完璧な技であるが故、「火」は「風」に弱いなど己の技同士を打ち消しあってしまう。

「俺は…あんたを倒して全国へ行く」

そのとき真田は、越前にサムライの幻影を見る。
真田の五感が「この1年は今摘んでおかねばならない」と感じる。
押し始める越前。

そして会場の誰もが目を疑う。
マッチポイントまで追い込まれている無敗の皇帝に。
そして追い込んだ目の前の1年生に。

このクライマックスに再び無我の境地を発動させる越前。
だが妙に落ち着いている真田。
「俺はそれを使いこなせる奴を3人知っている。我が立海大付属部長の幸村…九州の千歳…。そして…」
「俺だ」
驚愕の事実。真田も無我の境地を使えたのだ。
「さらばだ越前リョーマ」
真田のトップスピンロブが炸裂!
これで決着かと思ったが、
「COOLドライブ」
越前も切り札で返す!
なんと打球が全く弾まない。地面の上を猛スピードで転がるボール。

「ゲームセットウォンバイ…青学越前7-5!!」

決着。
皇帝真田弦一郎を倒したのだ。
そしてこの結果、青春学園が関東大会優勝を果たす。



というわけで…長い文になってしまいましたが、最後まで読んでくれた方ありがとうございます
この漫画でテニス人気が上がったとも言われていますが…そうだなあと思います。
ありえないような技がたくさん出てきますが、そこが面白いのです
無我の境地って現実のテニスでは存在するのでしょうか…??
あと真田弦一郎の風林火山
あんなの無理ですよね(笑)
現在ジャンプ誌上では、青春学園が全国大会準決勝を突破しています。
もうひとつの準決勝では、立海大付属が交戦中…。
全国大会決勝で、再び激突することになりそうですね
今回は立海大付属の部長、幸村も試合に出るのではと思います。
となると、対決するのは越前でしょうかね。
そして真田弦一郎。
「雷」という新しい技を手にしたようです。
いったい決勝戦がどんなことになるのか…今からワクワクしています
それではまた。


「ファンタジスタ」のご紹介

2007-03-18 16:23:17 | マンガ
今回ご紹介するのは「ファンタジスタ」です。
数年前に週刊サンデーにて連載されていました。
都立水本高校1年・坂本轍平のサッカー物語です。


「彼らがボールを持った瞬間我々はドキドキしたよ。次は、どんなすごいプレーを見せてくれるのか!?…ってね。そうゆう連中を我々はファンタジスタと呼ぶ」
今でこそ有名な「ファンタジスタ」という言葉ですが、このマンガが出るまではそんなに使われていなかった言葉だと思います。

で、このマンガで一番の見所はやはり9~12巻で繰り広げられる、ジャパンユースカップ決勝・日本対イタリアですね。
指令塔のアンドレア・ファルコーニ、最強ファンタジスタのマルコ・クオーレらを擁するイタリアに、日本は勝つことができるのか!

日本の指令塔・近藤のパスがついに坂本につながるゲーム後半は興奮の連続です。
この二人がもう少し仲良ければ良いのに…と歯痒くなったりします。
1対2で迎えた後半44分、坂本とマルコの一騎打ちを見て思ったものです。
現実の日本代表にもこういう選手がいたら良いのにと。

坂本がイタリアのディフェンスをかわして、勝ったと思った瞬間
「君ならこっちにくると思ったよ」
マルコ・クオーレが坂本の前に立ちはだかる!


すでに連載は終わってしまいましたが、何年も楽しみながら読めたマンガです。
ぜひ読んでみてください。


「バガボンド」のご紹介

2007-03-04 17:46:06 | マンガ
本日3度目の記事です。
今日はかなり気合を入れて書いています。
書きたいと思った時に書くのが、ブログを続けるコツなのかも知れませんね。

さて、今回ご紹介するのは「バガボンド」です。モーニングという雑誌で連載されています。現在は第二部に入ってますます面白さを増しています。
前回ご紹介した「るろうに剣心」と同じく、「バガボンド」も歴史物の漫画です。違うのは時代背景で、「るろうに剣心」が明治初期だったのに対し、こちらは関が原の合戦が終わった後の時代が舞台になっています。
主人公は宮本武蔵です。僕が武蔵について知っているのは、巌流島で佐々木小次郎を倒したことくらいでした。しかしこの漫画を読んだら、そこにたどり着くまでに数々の強敵との修羅場があったのだと知りました。
第一部での山場は、吉岡道場編と宝蔵院編、柳生編です。
兄・吉岡清十郎、弟・吉岡伝七郎がいる吉岡道場は京都屈指の道場です。
また、宝蔵院は槍術を使う修行僧が集う場所です。そこの二代目・胤舜(いんしゅん)と武蔵が戦います。
吉岡道場との戦いは第二部の方が凄まじいかと思います。この第一部では吉岡伝七郎と戦い引き分けに終わりました。
宝蔵院では胤舜と戦い、武蔵は初めて敗北し挫折を味わいました。僕は今まで宝蔵院胤舜という存在を知らなかったので、その圧倒的強さに驚きました。今まで強いと思っていた武蔵がそれほど強くないのでは?と感じたりもしました。しかしこの戦いで武蔵は大きく成長することになり、その後の戦いに期待が持てました。
柳生編で武蔵は柳生石舟斎と対峙します。しかし武蔵はその存在の偉大さに気づき、戦うことはしませんでした。この辺りから武蔵は真の強さに目覚めて行くのだと思います。徐々に巌流島で小次郎を倒す武蔵に近づいているのでしょうか。
この柳生編では、石舟斎の名言「石の舟はついに浮かばず」が登場します。この場面は結構好きです。

第二部は吉岡道場との壮絶な戦いが繰り広げられます。強くなった武蔵は兄・清十郎、弟・伝七郎を相次いで撃破し、京都中にその名を轟かせます。しかし残りの吉岡一門全員が武蔵の命を狙い、1対70での戦いに発展しようとしています。現在は休載中で、早く再開してほしい限りです。
宮本武蔵に興味のある方はぜひ読んでみて下さい。
それでは、これでご紹介を終わりにします。

「るろうに剣心」のご紹介

2007-03-04 16:59:10 | マンガ
こんにちは。今日はモブログに初挑戦してみました。
1度目は失敗に終わりました…。
ブログの個人情報の所に携帯のアドレスを登録しておかないとうまく転送されないみたいですね。2度目はうまくいったので、これでモブログができるようになりました。これから活用していこうと思います。

さて、今回ご紹介するのは、「るろうに剣心」という漫画です。
数年前に週刊少年ジャンプで連載されていました。
物語の舞台は明治の初めです。
主人公の緋村剣心は、幕末時代に「人斬り抜刀斎」と呼ばれた伝説の剣客で、左ほほに十字傷を持ち、腰には「逆刃刀」を帯びています。幕末時代に多くの人を斬ったことへの戒めで、人を切れない逆刃刀を持ち、二度と人を斬らないことを心に誓っています。飛天御剣流という古流剣術を使い、幕末の動乱を維新志士側の勝利に導きました。
登場するライバル達も強力で、隠密御庭番衆の御頭・篠森蒼紫(しのもりあおし)や新撰組三番隊組長・斉藤一(さいとうはじめ)、剣心と同じ幕末時代の人斬り・志久雄真実(ししおまこと)など、数々の強敵達と戦います。
僕が好きなのは斉藤一との戦いです。コミックス7巻で斉藤一が登場します。
牙突(正式名称は左片手一本突き)という技を得意とし、剣心の前に立ちはだかります。実践の殺し合いにおいて同じ敵に二度巡りあう事は極端に少ない。そのため相手を確実に仕留める一撃さえもてばそれ以外の小技は全く無用となる。己れの得意技を徹底的に磨き上げ絶対の必殺技にまで昇華させる。新撰組の真の強さは集団戦法ではなく実はここにあったこの解説カッコ良すぎです!
また、戦いの中で剣心が「人斬り抜刀斎」に戻ることがあります。そうなると一気に強さが上がり、伝説の人斬りが姿を現します。物語の中で唯一この人斬り抜刀斎と互角に渡り合えたのが斉藤一です。
この後、志久雄真編が始まります。ジャンプ誌上で2年以上続いた長い戦いです。人斬りの後輩にあたる志久雄真実との対決は、壮大なスケールで描かれています。
大久保利通暗殺から始まる日本の行く末を左右する戦いです。これは説明するにはかなり長いので、実際に読んで頂ければと思います。

今回はかなり熱く語ってしまいました
幕末や明治初期を舞台にした漫画でこれほど面白いものは滅多にないと思います。歴史物の苦手な方でも楽しめる漫画なのがポイントですね。
それでは、これでご紹介を終わります。



デスノートのご紹介3

2007-03-03 19:14:10 | マンガ
今回はデスノートの第二部についてご紹介しようと思います。映画は見たが漫画は見ていないという人は、第一部のクライマックスが映画と漫画で違うというのをご存知ないかと思います。映画も漫画も見た方は映画にどんな感想を持ったのか気になるところです。僕自身は映画は見ていません。仕事が忙しくて見ている暇がないという事情がありました…。いつかDVDで見てみたいと思います。

第二部は、第一部のクライマックスから4年後が舞台になります。世界はすでにキラの行為を認め始めていて、キラに賛成する国まで現れていました。徐々に夜神ライトの思い描いた新世界が出来上がり始めていました。ライトは警察庁に就職し、犯罪者の情報を手に入れやすくなったこともありキラの裁きは勢いを増す一方でした。
この頃、かつてLの育った「ワイミーズハウス」という施設の後輩、「ニア」と「メロ」がキラを倒すために動き始めていました。Lの遺志を受け継いだ二人が、Lの後継者としてキラと対決します。「ニア」が施設のNo.1、「メロ」が施設のNo.2で、この二人は仲が悪く、互いに別々の手段でキラが誰なのかを調べていきます。
第二部の序盤は、ライト対メロを中心に話が進みます。ライトはこの戦いでデスノートをメロに取られてしまいますが、実は第一部クライマックスの戦いで2冊目のノートを手に入れていました。メロはロサンゼルス地下マフィアに身を置き、組織力というものをフルに使い、キラの力の秘密に近づいていきました。ニアも、FBIやCIAの捜査官を中心に組織を作り、キラと対決していきます。ライト対メロの対決が激化する中で、ニアは夜神ライトがキラであると確信します。メロも、夜神ライトがキラだと確信します。第二部のクライマックスでは舞台が日本に戻り、最後の死闘が繰り広げられます。勝つのはライトなのか、Lの後継者なのか、ここでは伏せておきますのでぜひ読んでみて下さい。

第一部ではライト対Lの一騎打ちでしたが、第二部ではライト対ニア、ライト対メロという1対2での対決なので、心なしかライトが押され気味のようです。また、舞台が日本からアメリカに移り、スケールも大きくなりました。第二部では第一部とは比べ物にならないくらいの大人数が死ぬことになります。これほどまでの犠牲を払ってまで新世界を作りたいものなのかと、ライトの考えに疑問を持ちました。第一部ではライトを応援していましたが、第二部ではライトは負けた方が良いのではないかと考えるようになりました。女の子の気持ちを利用したりと、悪どい策略を企てるライトは以前のような純粋さをなくしていて、もはや支持できるものではありませんでした。

本当に色々考えさせられる漫画で、近年屈指の名作だと思います。映画化、小説化など、色々な企画もありました。週刊少年ジャンプという雑誌でこのようなサスペンスを連載するのは珍しく、今までにない新鮮さがありました。この漫画を読んでいると自分も頭が良くなった気になるのが不思議です(笑)。正義と悪の境界線のようなものを考えさせられる漫画で、作者もそれを読む側に投げかけている気がします。みなさんもこの漫画を読んで、夜神ライトの考え方に触れてみてください。ただし、思考が「ライト化」しないように気をつけてくださいね(笑)。「L化」もあまりオススメは出来ませんが(笑)。
それでは、この辺りでデスノートのご紹介を終了します。3回に分けて書いてみましたが、それぞれある程度書きたいことを書けたので良かったと思います。ご意見、ご感想を頂けたら幸いです。それでは、失礼します。

デスノートのご紹介2

2007-03-03 18:13:58 | マンガ
今回は引き続き「デスノート」のご紹介をします。
とにかく展開の面白さ、絵の綺麗さ、ドキドキ感、どれをとってもトップクラスの漫画です。それでは、前回の続きからご紹介していきますね。

探偵Lの登場によってライトの計画にも狂いが出てきます。Lはものすごい手法を使って、大量殺人犯「キラ」が日本の関東にいるところまで割り出しました。さすがに焦ったライトは、Lを始末することを考えます。これは、「犯罪者を裁き心やさしい人だけの新世界を作る」という考えに当てはまらないものです。なぜなら、Lは犯罪者ではなく探偵だからです。しかしライトは、犯罪者だけではなく自分を追うもの、捕まえようとするものも始末するという考えになっていました。犯罪者達を一掃するために、多少の犠牲はやむを得ないという考え方です。
ライトの父親は警察で、階級も上の方なので警察の機密情報を色々知っています。ライトはそれを利用して、Lに近づいていくことを考えました。しかしLも凶悪犯罪者の情報を知っているであろう日本警察の関係者を疑っていて、その家族にも疑いの目を向け始めていました。ある日ライトは、自分が尾行されていることに気がつきました。尾行しているのはFBIで、Lの指示によるものです。ライトはそのFBI捜査官達を皆殺しにする計画を立て、実行します。捜査官殺害時のライトの表情は冷酷そのもので、「悪顔ライト」が始めて登場したのがこのときです。しかしこの事件でFBIが尾行していた「容疑者候補」はライトの予想より少なく、Lに容疑者の数を絞らせる結果になってしまいました。
そしてついにライトとLが対峙する日が来ます。大学の入学式の日に対峙しました。Lはライトに疑いの目を向け、同じ大学に入学してライトのことを探ろうとしました。まだこの時点ではLはライトが「キラ」である確率は5%くらいと見ていました。しかしその後、ライトがL抹殺を仕掛けるものの失敗する事件があり、Lはライトがキラであると確信するようになります。ここで勝負あったかと思われましたが、ライトは逆転の手を考えます。そして物語は第一部のクライマックスに向けて進んで行きます。


第一部のクライマックスは凄まじい展開になり、当時週刊少年ジャンプで読んでいたとき驚きの展開に衝撃を受けたのを覚えています。悪顔ライトやLの「………」がたくさん登場するので読み応え十分です。ライトが勝つのか、Lが勝つのか、互いの掲げる正義のうち正しいのはどちらなのか、色々考えさせられる漫画です。個人的にはライトの考えは間違っていないと思います。犯罪者達がいなくなれば弱い人達は少なからず安心できると思います。しかし犯罪者でもないFBI捜査官を殺したりと、やりすぎる面もあるのでライトの考えの全てには賛成できないです。デスノートを読んだことのある人は、ライトの考えが正しいのか間違っているのか考えたことがあると思います。インターネットでもよく議論が行われているのをみたことがあります。
このブログを読んでくださったみなさんも、デスノートについてご意見など頂けたら幸いです。それでは、今回はこれで失礼します。








「デスノート」のご紹介1

2007-03-03 17:10:16 | マンガ
ブログ投稿2回目です。まだブログの機能を使いこなせていませんが、頑張って良い物を投稿していきたいと思います。今回は僕が近年の最高傑作と確信する漫画をご紹介します。
さて、今回ご紹介するのは、「デスノート」という漫画です。この漫画は週刊少年ジャンプで2003年冬から2006年夏にかけて連載されていました。
主人公の「夜神 月(ライト)」がある日「デスノート」を拾うことから物語が始まります。デスノートというのは死神が持つノートで、人の名前を書くと書かれた人は死ぬという恐るべきノートです。人を殺すにはその人の顔と名前がわかっている必要があります。また、死因を書くこともでき、無理な死因でない限りはその通りに人を殺せます。死因を書かない場合は、心臓麻痺で死ぬことになります。このように、「デスノート」にはいくつかの制約があります。
夜神ライトはデスノートを拾うまでは普通の高校生として、成績優秀で順調な高校生活を送っていました。しかし「デスノート」を拾ったことにより、人生が大きく変わっていくことになります。最初は半信半疑でノートを使ってみた夜神ライトですが、実際に自分が書いた死因の通りに人が死ぬのを見てノートの力が本物であると確信します。そして夜神ライトは、ノートを使って世の中の犯罪者達を抹殺していくことを決意します。もともと正義感の強い少年で、弱い人が苦しむ世の中を許せないと考えていました。世の中から犯罪者がいなくなれば、心のやさしい人達だけの理想の世界ができると考えたのです。

しかし殺人という行為は犯罪です。しかも犯罪者達を徹底的に殺していく大量殺人なので、捕まれば死刑は確実です。だが夜神ライト以外はその存在を知らない「デスノート」を使っての殺人なので、普通に考えるとばれるはずがありません。
また、夜神ライトの「犯罪者に裁きを下す」という考え方も一理あると思います。
殺されても仕方がないような凶悪犯罪者達を憎む感情は、必ずしも間違っているとは思いません。

普通に考えれば夜神ライトは無敵と思われますが、彼は自分の存在を世の中に知らしめたいと考えるようになります。ただ犯罪者達を消していくより、犯罪者達を消している誰かがいるということを知ってほしい、正義の味方の存在を知ってほしいと考えたのです。この考え方は高校生らしく多少幼いものです。ただ、夜神ライトの「心やさしい人だけの新世界を作る」という思いは本物です。ライトは世界中の凶悪犯罪者を次々と殺していきますが、その死因を全て「心臓麻痺」で統一しました。これは正義の味方の存在に気づいてほしいという思いからです。すぐに人々はその存在に気づき、ライトは救世主「キラ」と呼ばれるようになります。世界の警察も馬鹿ではないので、凶悪犯罪者が次々と心臓麻痺で死んでいく状況を見て、すぐに殺しているだれかがいると気づきました。しかしノートに名前を書くだけで人を殺せるので、当然殺人の痕跡は全くありません。どうにもならない事態に、あるとき世界中から警察を召集して国際会議が開かれました。その会議で、世界は1人の探偵にこの大量殺人事件の解決を託しました。その探偵は世界一の探偵「L」と呼ばれ、ライトの最大の壁としてこの先何度も壮絶な頭脳戦を繰り広げていきます。
全く痕跡のない殺人を「L」がどうやって調べていくのか、どこで夜神ライトと対決することになるのか、ぜひ一度読んでみて下さい。
デスノートは一番好きな漫画なので、もっとたくさんのことをご紹介したいと思います。それでは、今回はこれで失礼します。