使い方をよく知らないドラムカーダー、「習うより慣れろ」とばかりに実際に使ってみることにしました。そこで、洗浄・乾燥した羊毛をドラムカーダーを使ってカーディングしました。使ってみて、最初に二つのことに気が付きました。一つ目は、一度にたくさんの羊毛を入れないことです。二つ目は入れる時に引っ張らないことです。他にもいろいろ気が付きました。羊毛をどんどん放り込んで、このドラムカーダーを試してみました。
左から入れた羊毛がカーディングされて、右の円筒に巻き付く
気が付いた一つ目です。たくさんの羊毛を一度に入れると、抵抗が強くなって回すために力がいることです。そして、羊毛の塊がカーディングされないまま右の大円筒に巻き付くのです。広げながら少しずつ入れると良いです。カーディングされた羊毛が、右側にある大円筒にほどよく巻きつきます。
少しずつ羊毛を入れる 大円筒に巻き付いた羊毛 羊毛を二つに割る
気が付いた二つ目です。ドラムカーダーに羊毛を挿入する時、手で引っ張ってしまうと手前の小円筒の方に巻き付いてしまいます。そして。大円筒に出てくる量が減るようです。
その他、気が付いた点です。ドラムカーダーは回転運動ですので、ハンドカーダーに比べて圧倒的に楽です。また均一にカーディングできます。ハンドカーダーは個人差があり、むらが出るような気がします。一度にカーディングできる量もハンドカーダーの5倍以上あります。ドラムカーダーを手放せない理由が良く分かりました。コットンクラブや田布施農工高校などで、みなさんに使ってもらおうと思っています。
カーディングされた羊毛を外す カーディングされた羊毛を箱に収納
西日本を中心に台風並みの豪雨が降り続いています。我家もそれに漏れず雨続きの毎日です。傘をさして、畑内を回ってみました。すると、畑内は田んぼのように水があふれていました。背が高いモロコシなどは倒れていました。ほとんどの植物は、根元が緩んで傾いていました。先日までは雨が降らなくて、畑はカラカラでした。耕運すると土煙があがるほどでした。それが一転して、今は水が溢れんばかりです。天気予報だと、今後数日間雨が降り続くようです。困ったことです。
雨水が溜まった畑、長靴で歩くとズボズボはまる、赤い花はカンナ
一つ失敗したことがあります。これほど雨が続くとは思わず、オートミール(裸性燕麦)を収穫するのを後回しにしていました。この長雨で気が付いたことがあり急いで収穫しました。すると、やっぱり穂発芽していました。成熟した麦類が長雨に当たると発芽するのです。本来ならば、10月に種まきしてから発芽して欲しいのに、この夏に発芽してしまいました。この麦はもう秋の種まきに使えません。以前、稲が穂発芽して大失敗したことを思い出しました。やれやれ!
田んぼ状態のサトウキビ畑 小川のように流れる我家の通路
このところ雨ばかり降っているため野良仕事ができません。少しの時間ですが、ハンマーナイフモアの修理を続けることにしました。この前は燃料ホースや燃料コックの詰まりを直しました。いよいよキャブレター周りの修理に入ることにしました。まずは、キャブレターに繋がる燃料ホースをキャブクリーナーで綺麗にしました。そして、ガソリンを通しました。綺麗なガソリンが流れるようになったので、元通りに燃料ホースを繋ぐことにしました。ところが、その燃料ホースが何故だか縮んでしまいキャブレターに繋がらないのです。やれやれ困ってしまいました。
キャブレターに繋がる燃料ホースをキャブクリーナーで綺麗に
キャブレターに繋がる燃料ホースは、ギリギリの長さで繋がっていたに違いありません。外したとたんに縮んでしまったようです。どう引っ張っても元に長さになりません。無理に引っ張るとひび割れてしまいます。そのため、今回の修理はここまでとしました。次回はドライヤーで温めて伸ばそうと思います。それでもダメならば新しい燃料ホースを購入するしかありません。修理は遅々として進みません。
燃料ホースにガソリンを通す 縮んでしまい繋げることができず
仕事の合間の暇をみながら、数ヶ月をかけて織った毛糸布がようやく完成しました。織った布は、どのような模様が織れるかひたすら試した布です。全体としては模様がバラバラのため、まとまりがない変な布になっています。ひとまず完成したので、次は何を織ろうか考えています。次は、田布施農工高校で飼われている羊の毛100%の毛糸で織ろうと思っています。そのため、しばらくは織るために必要な量の毛糸をひたすら紡ごうと思います。
一番簡単なフリンジ加工中の毛糸布
いろいろな模様を試しに織ってみた布ですが、斜め模様は難しいです。どうしても段ができてしまいます。でも角度によっては段が目立ちにくいので、その角度での模様なら良いようです。自画自賛ですが、斜めチェック模様と疑似亀甲模様は悪くないように思います。どちらかの模様を次の毛糸布に使ってみようと思います。ただ、とても手間と時間がかかることだけは確かです。
もう片方のフリンジ加工 斜めチェック模様 疑似亀甲模様
毛糸で作る布は、経糸の本数が128本と少ないです。そのため、比較的早くに織ることができます。しかし、毛糸は糸の直径が太いため布がやや粗いように思います。次回の毛糸布を織り終われば、その次は綿の糸で布を織ってみようと思います。綿糸は毛糸と比べて細いため、布らしい布ができるのではないかと思います。しかし、より細い糸を安定して紡げる技術が必須です。この秋に収穫予定の綿を使って、細い糸を織れるよう練習しようと思います。
ようやく織り終わった毛糸布、何に使おうか迷い中
今年トゥルーシーと呼ばれるハーブを栽培しています。そのハーブにはブルービーと呼ばれる青い蜂チがやっと来るとのことでした。どのトゥルーシーも薄紫色の花が満開で、いろいろな昆虫が飛び回っていました。大きさもいろいろです。その昆虫の中で一番ぐるぐるとせわしなく飛んでいる蜂がいました。素早く飛ぶので目で追いかけるのが大変です。撮影も大変です。その蜂は、トゥルーシーのあちこちの花に頭を突っ込みながら蜜を吸っていました。その蜂をよく見ると、青色をしています。これがブルービーに違いありません。色さえ違わなければミツバチに似ています。
トゥルーシーの間を飛び回るブルービー、せわしいので写真撮影が大変
ブルービーを観察していると、変わった形のカマキリがいました。よくいる細長いカマキリではありません。寸胴で腹が平らで少し巻いているのです。花カマキリでしょうか。花の近くにいて、花に近づく虫を捕まえます。トゥルーシーを栽培している畝全体が花が咲き乱れています。この花はたくさんの昆虫を引き付けるようです。ちなみに、ハーブとは言いながら、鼻をよほど近づけないと匂いはしません。トゥルーシーは匂いがあまりしないハーブのようです。
トゥルーシーの花にいたカマキリ 満開のトゥルーシー
去年から栽培しているヘナですが、去年は少ししか栽培できませんでした。そのため、繊維を染色できることの確認しかできませんでした。動物性繊維や皮膚は染まりましたが、綿は染まりませんでした。また、髪を染めるためのヘナなので、黒か青に染まるのかと思いました。ところが、意外にも茶色に染まりました。
今回葉をたくさん収穫して、紡いだ羊毛を染めてみようと思います。茶色,黄土色,または橙色にでも染めることができたら大成功でしょうか。さらに、媒染剤を変えたり温度を変えてテストしてみようと思います。そもそも、草木染めの中にヘナが無いのが不思議です。南国でしか育たない植物なので、日本では対象外ではないかと思います。
何本かのヘナの樹から葉をむしり取る
ところで、ヘナは寒い日本では育ちが悪く花が咲かないようです。そのため、種子を得ることができません。挿し木をして冬越しするしかありません。未知の染色用植物のため利用方法がまだ分かりません。髪の毛にしか使われないようですので、染物植物としては藍や紅花に劣るのではないかと思います。そもそも、茶色に染めるだけならタマネギ皮で十分です。ところで、髪染めにするヘナには何が混ぜてあるのでしょうか。
むしり取ったヘナの葉 集めたヘナの葉を天日乾燥
我家に古いハンマーナイフモアがあります。8年位前に使っていたのですが、エンジンのかかりがとても悪かったハンマーナイフモアでした。そして、エンジンを始動できても回転を上げることができませんでした。そのため、低い草しか刈れませんでした。当然ながら負荷がかかる生い茂る草を刈ることができませんでした。
今回このハンマーナイフモアを修理してみることにしました。ガソリンを少しばかり入れて始動ローブを引っ張りましたが、エンジンはピクリとも動きません。点検した所、燃料コックが詰まっているようです。この様子だと、当分治りそうもありません。空いた時間で数ヵ月かけて直そうと思います。
時間をかけて修理することにしたハンマナイフモア
そこで、燃料タンクからガソリンを燃料コックに流すホースを外しました。なんと、ガソリンは流れてきません。あきらかに燃料ホースが詰まっています。そこで、燃料ホースを針金でしこしこ突きながら通すとガソリンが流れるようになりました。最初黄色の液体がながれ、だんだん本来のガソリンの色になりました。ガソリンが流れるようになったことを確認後、燃料コックに燃料ホースを繋げると、これまたガソリンが流れません。燃料コックも詰まっているようです。
ガソリンをタンクに補給 矢印のように流れるはず 燃料ホースを掃除
同じように針金でしこしこ燃料コックを突いて通すと、今度は粘りのある液体がどろりと流れ出してきました。これはもうキャブクリーナーで内部を掃除するしかありません。燃料ホースを再び外して、燃料コックにキャブクリーナーを吹き込みました。これを何度もしていると、燃料コックの通りが良くなりました。まだ汚れが燃料コックに残っているようなので、キャブクリーナーを吹き込んだまま一日置くことにしました。燃料コックそのものを外して、ガソリンに浸しておいてもいいかも知れません。
燃料コック内を針金で掃除 燃料コック内にクリーナーを吹き込む
先日草刈りをした小豆・ハト麦・モロコシ・綿などの畑を耕運機で耕しました。これから台風で雨が降るかも知れないため急いで作業しました。なお、先日紐刃を取り付けた草刈機で雑草を細かく粉砕するように除草していました。そのため、ロータリーに巻き付くこともなくスムーズに耕運できました。
ところが、連日の猛暑で畑がカラカラに乾燥していました。そのため、耕運機のロータリー付近から土埃が舞い上がりました。広めの畑ですので、トラクターを使えばもっと早く耕運で来たと思います。ただ、トラクターは綿や小豆の畝間を耕運できないため、耕運機を使って耕すことが多いです。
先日草刈りした畑を耕運機を使って耕運
私が畑を耕すのに大まかに三つの農機具を使ています。畑全面を一度に耕す場合はトラクターを使います。麦の種まき前や麦の刈り取り後に耕すことが多いです。次に耕運機です。耕運する幅はトラクターの半分程度しかありませんが、作物の畝間を耕すときなどに使います。車軸ロータリーと後ロータリの二種類の耕運機を使います。最後にクワです。作物の根元を耕したり草を取る時に使います。
土埃の中、耕運がだいぶ進む 中央の小豆を残して耕運
今回使った耕運機は後にロータリーが付いている機種です。何年も使っているため、ロータリーの回転刃がだいぶすり減っています。そろそろ交換しなければなりません。ところが、この刃は結構な値段がするのです。しかも、本数が20本以上あるようです。6月に車軸耕運機の刃を18本交換しましたが、結構費用がかかりました。しかし、交換しないでいるといつか刃がポロリと折れてしまいます。そもそも、今もそうなのですが耕運能力が落ちています。この秋が交換時期でしょうか。
雑草が無くなり綺麗に耕された畑、畑が綺麗だと気分良し
春に種をまいた洋綿(バルバゼンセ)の花が咲くようになりました。この綿の品種の特長は毛が細く長いのだそうです。エジプト綿とも言うそうです。和綿と花の咲き方が違います。まず、和綿は黄色ですが、この洋綿はやや花が大きく最初は白色ですが、のちに綺麗なピンク色に代わります。また、花の向きですが、和綿は下向きで洋綿は上を向いています。この特長から、雨が多い日本では和綿を栽培するのに向いているそうです。長い間、和綿は日本で雨に耐えるように選抜されたのではないかと思います。さて、猛暑の中で洋綿の根元に生える草を耕運機と平クワで除草しました。
洋綿(バルバゼンセ)の根元に生える雑草を平クワで除草
野良仕事には過酷な猛暑日ですが、実は除草に最適な季節でもあるのです。畑の土がカラカラ乾燥しているため、雑草を掘り起こすと簡単に枯死します。綿の周りを大雑把に耕運機のロータリーで土ごと雑草をかき混ぜます。次に綿の根元を平クワで除草します。どうしても取れない草は手で抜きます。これでもう、雨が降るまで草が生えません。なお、近日中に緑綿と茶綿の草取りもしようと思います。
耕運機でロータリー除草 根元を平クワで除草 綿のつぼみが二つ
稲や麦は花が咲くと成長が止まります。しかし、綿は花が咲きながら成長します。今は私のお腹ほどにしか背が伸びていません。しかし、まだまだ成長するので9月末には私の背を追い越します。それでも花が咲き続けては綿を収穫することができます。なお、洋綿は長雨に弱いのでコットンボールにカビが発生することがあります。そうなると、せっかくの綿を廃棄するしかありません。今年はどの程度綿を収穫することができるでしょうか。
ピンク色に変わった洋綿の花 根元まで綺麗に除草
スタッドレスタイヤ(冬用タイヤ)のノーマルタイヤへの交換が、忙しさにかまけて今日まで伸びてしまいました。これは私の怠慢に他なりません。4~7月の4ヵ月間無駄にスタッドレスタイヤで走行していたわけです。これは冬の1シーズン分です。今回やっと交換しました。久しぶりに自分でタイヤ交換して体力が落ちたことを実感しました。車を上げるジャッキのハンドルを回すことがことのほか大変でした。また、タイヤを持ち上げたり下ろしたりも大変でした。真夏であるためか汗が出まくりでした。今後は、車屋さんで交換してもらった方がいいかも知れません。交換完了後に自分にご褒美として、涼しい日陰でアイスを食べました。車屋さんでのタイヤ交換賃を考えれば、アイス1個は安いものです。
トルクレンチを使ってタイヤのナットを締めあげる
以前乗っていた四輪駆動のレガシーはやや重い車でした。ところが、当時はタイヤ交換はそれほど苦になりませんでした。当時は若かったからでしょう。冬になる前と春になった後に毎年のように自分でタイヤ交換をしていました。そして、毎年のように冬山やスキーに行っていました。そう言えば、スタッドレスタイヤが出る前にはスパイクタイヤもありました。雪の降る現地ではさらにチェーンを取り付けていたものでした。
ジャッキで車を上げる ナットを緩める タイヤを取り外す
私が子供の頃は田布施でも雪が降りました。よく長靴で雪道を学校に行っていました。最近暖冬のためか田布施は雪が降らなくなりました。スタッドレスタイヤはまず不要です。ところがこの冬、日本海側や山間部に行く用事がありました。そのため、道の凍結などを懸念してスタッドレスタイヤに交換しました。この時はスタッドレスタイヤを購入したタイヤ屋さんにタイヤを交換してもらいました。
最近とみに力仕事がおっとくうになる自分です。都会では意識しないと力仕事はありません。しかし、田舎は意識しなくても草刈りや木の伐採などの力仕事が多いです。良い意味では体力温存やリハビリになりますが。
ホイールカバーを取り付け ようやく4個目のタイヤ交換
いろいろな模様を試し織りしていた毛糸布を、ようやくリジット織機から取り外しました。中古で手に入れた初めてのリジット織機です。仕事の合間をみながら数ヵ月かけて織りました。経糸に誤って単糸を使ったため、途中で解けかけて困りました。リジット織機が単糸の経糸にあまり向かないことを身をもって体験しました。私はまだ双糸を紡いだことがありません。双糸にするための極細の毛糸を紡げませんし、そもそも双子の紡ぎ方も知りません。次の織り、去年使った織機を使うかどうか迷います。今回のように、単糸を経糸にして解けないように糊水を吹き付ければ良いかも知れません。今回、リジット織機の機能を十分生かすことができなかったような気がします。
経糸を切る直前のリジット織機と織られた毛糸布
初めて使ったリジット織機ですが、織りに苦労した発端は100円ショップで安価なウールの毛糸を購入したことです。売っている毛糸はすべて双糸ばかりだと思っていたことが間違いでした。安かった理由は単糸だから、と後で気が付きました。この毛糸は織りに使うためでなく、編むための毛糸だったようです。今回の件で、恥ずかしながら毛糸にもいろいろな種類があることを知りました。太さ、色、ウールか合成繊維か、単糸か双糸かなどです。
束ねられた経糸 ハサミで経糸を切る 綜絖から外す
さて、織機から取り外した毛糸布ですが、最後にフリンジ加工しなければなりません。去年Kさんに教わったようにしようと思います。いろいろと豪華なフリンジがあるようですが、織りが解けないように端の毛糸を結ぶだけにしようと思います。このフリンジが終われば、いよいよ山口ウールの毛糸を使って毛糸布を織ろうと思います。まずは、毛糸を紡ごうと思います。この秋は国木田独歩展示会やわら細工講習会などがあるため郷土館が忙しくなります。そのため、今年は、経糸を白だけにした簡単なものにしようかと思っています。
片方側の経糸を取り外す 今後この端糸をフリンジ加工
猛暑だからと言って、家に籠っている訳にはいきません。籠っている間に雑草はどんどん伸びています。小豆,ハト麦,そして綿などを栽培している畑の草が伸びてきました。草が伸びすぎると、耕運時に草がロータリーに絡まってしまいます。そのため、耕運する前に草を刈ることにしました。早く刈るのであれで、チップソーで刈ればよいのですが、チップソーで刈ると、草の茎や葉が長いまま刈ってしまいます。すると、耕運時にロータリーに絡みつくことがあります。それを避けるため、時間はかかるのですが、紐刃で二段階破砕するように雑草を刈り取ります。
モロコシや綿などの間の雑草を、紐刃を使って刈り取り中
私が使っている草刈機の刃は、チップソー刃,鉄刃,そして紐刃の三種類です。最初の二種類の刃は、刈りっぱなしの草や山の下草刈りに使っています。チップソーの場合は笹や小枝などがある硬い草などに使います。高価なためそんなには使いません。鉄刃は使っているとすり減りやすいのですが安価です。グラインダーで容易に研ぐことができます。そのため一番多く使っています。
全面的に生えた雑草 紐刃できれいに刈り取り
紐の刃は作物を栽培している間に生えた低草を刈っています。そして、今回のように耕運する前段階としての草刈りにも使っています。朝夕だけ刈るとは言え、猛暑のため長時間草刈りできません。二日に分けて草刈りしました。初日に刈り取った草は、次の日にはカラカラに乾きます。ところで、猛暑で雨が降らないため、小豆も綿もモロコシなども、皆痩せています。早く雨が降って欲しいものです。
二日がかりで全面的に紐刃で刈った畑
タマネギを作っていた畝を耕しました。最初に畝を覆っていた黒マルチを外しました。四隅を止めていただけなのですが、いつの間にか雑草が黒マルチを覆っていました。そのため、その雑草を取り去ってから黒マルチを外しました。その後、ニンニクを植えていた場所をクワでどんどん掘りました。すると、掘り残していたニンニクが次々に出てきました。畝の反対側に植えていたジャンボニンニクも掘り出しました。これらのニンニクを網や籠に入れて日陰で干しました。この掘り出したニンニクをこの秋に植え付けようと思います。続いて、耕運機で畝全体を耕しました。
掘り上げた普通のニンニク、これを秋に植え付け
早朝に作業を始めましたが、日が当たり始めると急に暑くなりました。それでもなんとか作業を続けまし。朝10時頃までに耕運作業まで終わりました。これで、午前の作業は終わりです。汗を拭きながら屋内に退散です。エアコンをいれた部屋で、しばし本を読んだりして休憩しました。
黒マルチを外す 白いニンニクを掘り出す ジャンボニンニク
ところで、郷土館の仕事もそろそろ本腰に入らなければなりません。休憩していても退屈なので、バイクに乗って国木田独歩の史跡を案内するコースを走ってみました。特に麻里府の史跡である住吉神社、馬島を望む砂浜、石埼家跡、浅海家跡、そして独歩の詩碑を訪れる順番を考えてみました。バイクを麻里府公民館に置いて、巡る距離がなるべく短くなるように実地で歩いてみました。今後一度は数人で全コースを下見しようと思います。
耕運機で往復しながら耕運 綺麗になった元タマネギの畝
今年もたくさんのカブトムシが我家に飛来しています。昼間は見かけないのですが、夜になると大きな羽音をたてて窓にぶつかります。そこで、窓を開けてやると勢いよく部屋に飛び込んできます。そして、その勢いのまま障子や壁にぶつかります。その後また、羽を広げて部屋内を飛び回ります。ただ飛ぶだけならよいのですが、あちこちに当たるため、埃が舞い上がります。たまらず、カブトムシを捕まえて外に放り出します。カブトムシをめぐる、我家の夏の風物詩です。ところで、飛来するのはまだ雌ばかりです。雄は何処にいるのでしょうか。そのうち我家に飛び込んでくると思います。
我家に飛んできた雌のカブトムシ、掴むと足先の爪で引っかかれ痛い
カブトムシはよく飛来しますが、ここ2,3年クワガタはあまり飛来しません。たまに、雌が飛んでくるだけです。クワガタが育つ環境が減ってきたからではないかと思います。カブトムシはどこにでもある落葉で育ちますが、クワガタは朽木でしか育ちません。その朽木が減っているのかも知れません。ところで、カブトムシがよく集まるクヌギの樹に行ってみました。すると、窪みにカブトムシがいました。
クヌギの幹 捕まえた雄のカブトムシ 雌のカブトムシ
我家には落葉の吹き溜まりがあります。その落葉が堆積した堆肥場には、たくさんの雄のカブトムシの死骸があります。どのカブトムシも頭だけなのです。堆肥場でメスを待っている間にイノシシにお腹だけ食べられたのでしょう。もしかして、角が無いメスは頭ごと食べられるのでしょうか。堆肥場はイノシシに掘り起こされていました。今日探すと、4匹分の雄のカブトムシの頭がありました。カブトムシも生きるのは楽ではないのですね。
掘り起こされた堆肥場 4匹分の雄のカブトムシの頭
猛暑にも関わらず、朝夕に草刈りをしています。もちろん、熱射病にならないように水分を取ったり30分ごとに日陰で休憩しています。昨日も夕方草刈りをしていると、私が熱射病にならないか心配なようで、見回り中の友達が寄ってきました。彼は民生委員で、定期的に地域を見回りしているのです。草刈りを止めて彼と立ち話をしました。偶然ですが、立ち話中に雄のカブトムシを捕まえました。そのカブトムシ、彼の孫用に差し上げました。
ところで日中の暑い時間帯(10:00~15:00)、木陰で農機具のメンテナンスをしていることが多いです。今回は、父親が10年位前に使っていた草刈機を持ち出してメンテナンスしました。2サイクルエンジンの草刈機です。その草刈機を持って、とても軽いことに気が付きました。機構上4サイクルエンジンより2サイクルエンジンの方が軽いのですがこれほどとは。
古い2サイクルエンジン草刈機のキャブレターを分解
古い草刈機のためかエンジンのかかりがとても悪いです。そのため、比較的故障が多いキャブレターの詰まりを想定してキャブレターを分解してみました。分解していると、黒く固形化した油が手や指に付きました。そのため、時々石鹸で手を洗いながら作業しました。気が付いたのはジェットニードル付近の汚れです。アルミの錆にも見えます。もしかして、ガソリンに水が入っていたためにキャブレター内に錆が出たのでしょうか。スチールたわしが磨いておきました。
取り外したキャブ キャブを何段かに分解 アクセルワイヤーを外す
結局どこが悪いのか分かりませんでした。そこで、キャブレター各部をキャブクリーナーを吹きかけて洗いました。そして、分解したキャブレターを組み立てて元に戻しました。最後にエアクリーナーのスポンジを取り付けて、カバーを取り付けてメンテナンス終了です。
ちゃんと治っているか、混合ガソリンを入れて始動ロープを引っ張りました。しかし、エンジンは掛かりませんでした。そこで、今度はチョークを入れて始動ロープを引っ張りました。すると一発でエンジンがかかりました。こんなものでしょう。夕方の草刈りに使いました。
キャブレターを取り付け エアークリーナーを取り付け