東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

早川電気製の古いトランジスタラジオBM-350の修理(1/x)

2021年08月17日 | 古ラジオ修理工房

 このところの長雨で、野良仕事をすることができません。自宅に籠って本を見たりテレビを見たりするのも飽きてきました。久しぶりにトランジスタラジオを修理してみることにしました。直すのは醜く壊れた古いラジオです。ラジオには早川電気と記名されていました。シャープの前の会社名前です。使われている部品からすると、昭和30年代前半に作られたトランジスタラジオと思われます。底などが醜く割れているため、ちゃんと治るか分かりません。時間をみて、のんびりと数ヶ月か数年かけて直そうと思います。

    懐かしいハイトップ乾電池とシャープ製のトランジスタラジオ


  まずは外観ですが、倉庫に何年も放っておいたため埃だらけでした。正面と裏面は汚れているだけでしたが、底は醜く割れていました。このラジオはトランスを使っているようでため、とても重いです。そのため、床に落とした時の衝撃で割れたのではないかと思います。錆びたハイトップ乾電池が入っていたため昭和40~50年代に落として壊れたのではないかと思います。最初に割れの修理から始めなければならないようです。

  正面から見た外観     醜く割れた底面     裏側の端子類
  

 裏ブタを開けてみると、さらに醜く割れていました。6個の単一電池を入れる電池BOXがバラバラに割れていました。これを修理するには単に接着剤でくっつけるだけでは済みません。補強しないと、再び電池を入れることができません。ちなみに使用されているトランジスタは日立のHJシリーズです。これはJIS化する前の日立独自規格のトランジスタです。確か昭和30年代前半に使われていたトランジスタです。どこから修理してよいか困るほど醜く傷んだラジオです。

  醜く壊れた電池BOX          日立独自規格のトランジスタ
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする