東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

手紡ぎ毛糸の布を製作、経糸を張る作業に入る

2021年08月24日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 経糸用の毛糸を紡ぎ終わり。いよいよ織機に経糸を張る作業に入りました。織機は去年使ったカランコ織機ではなくリジット織機を使うことにしました。前者は綜絖二つに筬一つに毛糸を通さなければなりません。後者は一つしか通さないので合理的です。ただ、手紡ぎ毛糸は太さがまちまちです。気を付けながら慎重に綜絖に通しました。なお、中心部の経糸はまだ染色していないため、染色後に張ることにしました。

           中心部を除いて、経糸をほぼ通し終わる


 経糸を張る前に、長椅子の端に織機を固定しました。そして、長椅子の反対側に経糸の端を渡す棒を立てました。この棒は元々、小さなカラー糸巻を置くために作ったものです。紡いだ糸を織機側から綜絖を通して反対側の棒まで渡しました。そして、棒を折り返した後に織機に戻すように張りました。織機と棒を何度も往復しながら経糸を張りました。模様を付けるために藍染めした青色の経糸も張りました。

  最初の経糸一本目     綜絖通しを使って    40本位の経糸を張る
  

 経糸の中心部に模様を付けるための黄色の経糸は、まだ染色が済んでいません。それに必要な経糸本数を別に取っています。それを染色した後、経糸として張ることにしています。ところで、今回も経糸を単糸にします。そのため、織っている途中に必ずほつれたり隣の経糸と干渉するようになると思います。横糸の一本通すたびに経糸の状況を確認しようと思います。布のデザインを決めて横糸の染色を済ませれば、いよいよ織りに入ろうと思います。まだ先の話ですが。

  経糸の128本のうち90本位完了        中央の経糸を残すのみ
 

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