東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

洋綿畑の草取り

2021年08月08日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 春に種をまいた洋綿(バルバゼンセ)の花が咲くようになりました。この綿の品種の特長は毛が細く長いのだそうです。エジプト綿とも言うそうです。和綿と花の咲き方が違います。まず、和綿は黄色ですが、この洋綿はやや花が大きく最初は白色ですが、のちに綺麗なピンク色に代わります。また、花の向きですが、和綿は下向きで洋綿は上を向いています。この特長から、雨が多い日本では和綿を栽培するのに向いているそうです。長い間、和綿は日本で雨に耐えるように選抜されたのではないかと思います。さて、猛暑の中で洋綿の根元に生える草を耕運機と平クワで除草しました。

      洋綿(バルバゼンセ)の根元に生える雑草を平クワで除草


 野良仕事には過酷な猛暑日ですが、実は除草に最適な季節でもあるのです。畑の土がカラカラ乾燥しているため、雑草を掘り起こすと簡単に枯死します。綿の周りを大雑把に耕運機のロータリーで土ごと雑草をかき混ぜます。次に綿の根元を平クワで除草します。どうしても取れない草は手で抜きます。これでもう、雨が降るまで草が生えません。なお、近日中に緑綿と茶綿の草取りもしようと思います。

耕運機でロータリー除草   根元を平クワで除草    綿のつぼみが二つ
  

 稲や麦は花が咲くと成長が止まります。しかし、綿は花が咲きながら成長します。今は私のお腹ほどにしか背が伸びていません。しかし、まだまだ成長するので9月末には私の背を追い越します。それでも花が咲き続けては綿を収穫することができます。なお、洋綿は長雨に弱いのでコットンボールにカビが発生することがあります。そうなると、せっかくの綿を廃棄するしかありません。今年はどの程度綿を収穫することができるでしょうか。

   ピンク色に変わった洋綿の花       根元まで綺麗に除草
 

コメント
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