東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

農業高校で、原毛(羊)の洗浄体験

2021年07月15日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 いろいろな用事で田布施農工高校に出かけることがあります。春、生物生産科で飼われている羊を見学に行きました。その後、羊の原毛をいただきました。今回、その羊の原毛を洗浄する体験のため田布施農工高校に出かけました。洗浄体験したのは主に食品科の生徒さん達でした。およそ家畜とは縁がない学科の生徒さん達です。そのため、最初は原毛の汚れ,匂い,色,触感にたじろいでいました。私が率先して洗浄して見せたりして、何とか全員が洗浄体験をしました。そして、汚れた原毛は綺麗になりました。次回はさらに原毛を綺麗にして、カーディングする予定です。洗浄体験が終わると、生徒さんが作ったお菓子をいただきながら談笑したり、スピンドルによる糸紡ぎの実演を見ていただきました。

         羊の原毛を丁寧に洗浄している生徒さん達


 洗浄するあたって事前に広いたらい(ベビーバス)や洗剤などを用意していただきました。私の方からは、洗浄した原毛の水をきる籠や干すための網などを用意しました。準備が整うと、洗い場に置いたたらいにお湯を入れた後に洗剤を入れました。そして、原毛をゆっくりと浸して何度も押し洗いしました。その後、汚れたお湯を流して、また新しいお湯をいれて汚れをさらに洗い流しました。それを数回繰り返しました。

   原毛洗浄の準備      汚れを押し洗い    スピンドルの実演
  

 汚れを洗い流している間、大き目のゴミは摘まんで取り除きます。汚れを何度か洗い流していると、だんたん原毛が白く綺麗になりました。最後に網に入れて、風通しが良い日陰で干します。ここまでで、今回の原毛の洗浄体験は終わりです。
 洗浄体験が終わると、生徒さん達が作ったお菓子をいただきながら談笑しました。そして、Kさんにスピンドルによる紡ぎの実演をしてもらいました。スピンドルのよる紡ぎは、私の体験上からも習得がやや難しいです。そのため、生徒さん達には、足踏み紡ぎ器で毛糸を紡いでもらおうかと考えています。

  汚れが落ちて綺麗になった原毛       網に入れて日陰で天日乾燥
  


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