東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

綿(バルバゼンセ種)の苗を植え替え

2024年06月17日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 今年は綿の苗を鉢で育てていますが、子葉の上に小さな葉が出始めました。鉢の底から根も出てきました。鉢では狭くなったようですので畑に植え替えすることにしました。なお、鉢はジフィーポットのため鉢から抜かないでそのまま畑に植えるだけです。ジフィーポットは畑の中で堆肥として腐って土と混ざります。
 普通の鉢だと苗を抜く時に根を痛めてしまいます。綿の苗を早朝に植え替え後、かんかん照りの夕方再度畑に行ってみました。綿の苗はピンと立っていました。葉も萎れていませんでした。

          綿の苗をジフィーポットごと丁寧に植える


 綿の苗を植え替える畑は小さな雑草がたくさん出ていました。そのまま苗を植えると、雑草の方がじきに綿を追い越します。そのため植え替え前に、耕運機で何度も耕運して雑草を根絶しておきました。
 綿はよく育てば2m位の高さに育ちます。高さ30cm位に育てば除草する心配はありません。むしろ綿の日陰になって雑草が育たなくなります。

子葉の上に出た小さな葉    植え替えた綿の苗    最初丁寧に除草耕運
  

 今回植えた綿はバルバゼンセ種です。8年前に知人が栽培したこの綿の種と、私が栽培した藍の種の交換しました。繊維がとても長い品種なのでとても紡ぎやすいです。以前日本の在来品種の綿を栽培したことがあります。日本在来の綿は梅雨などの長雨に強い反面やや紡ぎにくい感じがしました。バルバゼンセは梅雨に弱くて実がよく腐ります。そのため雨に当てない工夫が必要です。育てにくい反面、綿の品質がとても良いのです。栽培しにくいのですが、私はこの綿を栽培し続けています。

    1.5m間隔で苗を植え付け     ジフィーポットのまま植え付ける
 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 桃,ビワ,スモモの樹の下、... | トップ | 藍畑の草取り、キジの巣はも... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

綿栽培,糸つむぎ,織り,染色」カテゴリの最新記事