東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施農工高校へ 羊に会いに・古い足踏み糸紡ぎ機の動作確認

2021年03月25日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 田布施農工高校に、一つ目は羊に会うために、二つ目は古い足踏み紡ぎ機の動作確認のため行きました。最初羊に会いました。前回行った時は遠目に羊の「ろくちゃん」を見ました。今回は「ろくちゃん」に加えて、雌の「シルク」、そして去年「シルク」からむ生まれた「茶々丸」に会いました。茶々丸は、なぜか首回りだけ毛が刈られていました。まだ子供で好奇心が強いのでしょう、すぐに寄ってきてすりすりしました。今年は大人の羊が二頭に子供が一頭でした。例年より頭数が少ないようです。飼う頭数はどのようにして決まるのでしょう。なお、今年は羊の子供が生まれないようでした。

      牧舎に着くと、元気よく外に出てきた子羊の茶々丸


 羊に会うと、次にホルスタイン種とジャージー種の牛に会いました。生まれたばかりの子牛も二頭いました。人もそうですが、牛の子供も好奇心が強くてかわいいですね。一方、今年は鳥インフルエンザのため鶏を飼わないそうです。先生から聞いたのですが、例年1年生はヒヨコの世話をするそうです。そして、名前を付けるなど飼育して可愛がるそうです。しかし、その世話したヒヨコが大人になるとさばいて食べるとのこと。さすがに泣いてしまう生徒がいるそうです。命の教育なんでしょうね。
 私が子供の頃は近くに肉屋さんが無かったため、肉用の鶏を何羽も飼っていました。当然のことながらさばいて食べていました。私もそれを手伝いました。20年位前、私は一羽さばく経過を子供達に見せました。最初は気味悪がっていました。

   すりすりする子羊の茶々丸        好奇心いっぱいの黒牛
 

 続いて、古い足踏み糸紡ぎ機の具合を確認しました。職員室に入ると、その紡ぎ機がすでに準備してありました。ありがとうございました。その紡ぎ機に「大島町」のシールか貼ってありました。田布施農工高校の大島分校時代の物かも知れません。やや古いタイプでしたが、とても頑丈に出来ていました。
 この紡ぎ機を点検しました。すると、足踏み板と車輪を連結する箇所が傷んでいました。また、糸巻きの回転を制御する糸が硬くなっていました。いずれも交換する必要があります。とりあえず、応急処置して動作させてみました。すると、ちゃんと糸を紡ぐことができました。この春に三頭(ろくちゃん,シルク,茶々丸)から刈った毛を、洗浄・カーディングした後、この紡ぎ機で紡ぐことができそうです。

足踏み板と車輪の連結部    糸巻き回転制御糸   毛糸を紡げることを確認
  

コメント
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