東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

今春毛刈りした羊の原毛をいただく、田布施農工高校にて

2021年04月20日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 羊の毛刈りのシーズンがやってきました。例年5月頃に行われる羊の毛刈り予定日を聞くために、田布施農工高校に行ってきました。すると何らかの事情で、すでに毛刈りが終わっていました。そのため、今年は子供達に羊の毛刈りを見学させることができません。仕方ありません。
 田布施農工高校にある古い足踏み紡ぎの足踏み箇所を修理しました。そして、実際に糸を紡いでみました。ちゃんと紡げるように治ったので安心しました。帰り際、刈った羊の原毛をいただいてきました。今年も洗浄から織りまでの工程を楽しめそうです。

          いただいた、今年刈り取った羊の原毛


 いただいた原毛は、ろくちゃん、シルク、茶々丸の原毛です。田布施農工高校で確保した以外の余分の原毛をいただきました。ありがとうございました。いただいた原毛の特徴は、毛が少し縮れていることです。また、高校生が体験的に刈ったためか、ところどころ短い毛が混じっていることです。そのため洗浄する前に、ひどく汚れた箇所や短すぎる箇所を取り除く必要があります。縮れている毛質のため、糸紡ぎ機に吸い込まれやすく注意しないと糸が太くなりやすいことです。今年も田布施農工高校の羊の毛を使って、フェルト細工や紡ぎや織りなどを楽しもうと思います。

   縮れているため毛が波打つ        短い毛が少し混じる
 

コメント
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