東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

中学校の理科室で楽しい科学実験、田布施町少年少女発明クラブ

2021年11月17日 | 子供の育成関連

 毎年のことですが、4~10月の間はは田布施西小学校の工作室でアイデア工作や木工工作をします。そして、11月は田布施中学校の理科室で科学実験を二回します。一回目の今回は、葉の葉脈を観察する科学実験をしました。取り出した葉脈を、じっくりと観察しやすいようにラミネート加工しました。葉を溶かすための劇薬は、中学校の先生方に準備及びセットしていただきました。ありがとうございました。ほとんどの子供達にとって初めての科学実験でした。とても楽しかったのではないかと思います。

          中学校の理科室で、葉脈を取り出す科学実験


 今回、銀木犀の葉から葉脈を取り出しました。銀木犀などのような硬い葉は、葉脈を取り出しやすいとのことです、キャベツなどの柔らかい葉からは綺麗な葉脈は取り出せないようです。子供達は一人につき二~三枚の銀木犀の葉を切り取りました。そして、劇薬(水酸化ナトリウム)液か入っているビーカーの中に浸しました。そして、下からバーナーであぶりました。液が次第に濃い緑色になるため、葉が溶けている様子が目で見て分かります。

 銀木犀の葉を切り取り   劇薬の中に葉を浸す     溶け始めた葉
  

 葉が溶ける間、子供達は小さな紙切れに自分の言葉を書き込みました。「ありがとう〇〇」などと書きました。そして、自分の名前や好きな絵なども書きました。子供達が描いている間に、どんどん葉が溶けていきました。溶け終わると、先生が劇薬から葉脈だけになった葉を取り出しました。そして、危険が無いように葉脈を水で洗いました。これで触っても危険はありません。

  紙切れに好きな字や絵を描く       溶けて葉脈だけ残った葉
 

 次に、子供達は葉脈を取り出して、綿棒で葉脈を優しく擦りました。すると、残っている葉の残渣が取れて葉脈だけになりました。次にその葉脈から水分を取ります。新聞紙に挟んで水分をあらかた取り除き、次にドライヤー完全に乾かしました。そして、自分が好きな文字や絵を書いた紙の裏に葉脈を挟み込みました。最後に一人二枚ラミネート加工しました。子供達にとって、楽しい科学実験だったと思います。次回二回目の科学実験は楽しい望遠鏡作りです。

   綿棒で葉脈を擦る    ドライヤーで乾燥    熱でラミネート加工
  

コメント (2)
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