東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

今日もまた、羊(コリデール種:きなこちゃん)の原毛を洗浄

2021年11月20日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 仕事が空いた時や気分転換に、毛糸を紡いだり,玉巻きしたり,織ったりなどしています。紡ぐための羊毛が少なくなってきたため、かいたファームさんで飼われている羊(コリデール種のきなこちゃん)の原毛を洗浄することにしました。大きな手洗を持っていない私は、洗面器などで洗っています。また、温水器もないので、ポットでお湯を沸かし冷まして使っています。紡いでいて羊毛が減ってくると、そのつど原毛を洗浄しているのです。

         風通しの良い樹木の日陰で、洗った原毛を乾燥


 私の原毛洗浄手順は、だいたい次のようにしています。他の方とそう違いはないと思います。
原毛の汚れの少ない箇所を選びます。羊の背中部分の毛が比較的汚れが少ないようです。
ポットでお湯を沸くまでの間に手洗を用意して、水を溜めておきます。
ポットにお湯が沸くと、そのお湯を手洗に入れます。
手洗内のお湯の温度は熱めのお風呂位にします。続いて石鹸を入れます。これを洗浄液とします。一年ほど前までは固形石鹸(モノゲン)を包丁で削って粉にして溶かしていましたが、今は液体石鹸を入れています。もちろん、芳香剤などを使っていない無添加の石鹸に限ります。
手洗の中に原毛を入れて、優しく押し洗いします。擦ったり揉んだりすることは厳禁です。

  汚れの少ない原毛    石鹸をお湯に溶かす    原毛を押し洗い
  

30分位浸しておきます。
原毛をザルに取り上げて、汚れた洗浄液を落とします。
原毛に残る洗浄液を、手洗に入れた水で洗い流します。三回程度水洗いします。
もう一度、洗浄液を作って洗います。同じように押し洗いします。
三回程度水洗いして、洗浄液が原毛に残らないように洗い流します。
原毛を網に入れて、その網を風通しの良い樹木の枝にかけて自然乾燥します。
最初は水がしたたり落ちます。その後、何度か原毛の上下を入れ替えながら均等に乾くようにします。
 これで原毛の洗浄は終わりです。乾燥後、大きめの藁屑やゴミを指やピンセットで取り除きます。最後にカーディングしながら、より小さなゴミを取り除きます。カーディングが終わると、いよいよ紡ぎに入ることができます。

 汚れた洗浄液を取り除くため水洗い    二回目の洗浄中、だいぶ白くなる
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする