東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

焚火の季節が到来、炎を静かに見つめ時を忘れる

2021年11月05日 | 草刈り,整地

 ようやく焚火の季節がやってきました。私が焚火をするのは、11月~3月です。それ以外の季節は、よほどのことが無い限りしません、今回は、草刈り後の枯草がだいぶ溜まっていたため燃やしました。畑に散らかった枯草を熊手で集めながら、並行して焚火でその枯草を燃やしました。もちろん、風が無い時間帯を狙って火を付けました。今回は枯草だけでしたが、今後は伐採した木の幹や枝なども燃やします。
 私が子供の頃、枯草や伐採した木などを燃やして風呂を沸かしていました。小学四年生の時に父親から風呂焚き当番を言いつけられました。以後高校を卒業するまでの9年間、ほぼ毎日、雨の日も風の日も雪の日も風呂焚きをしました。今は電気やガスで簡単に風呂を沸かすことができます。今の子供をうらやましく感じますが、一方で苦労知らずのまま育ってはたして良いのだろうかとも感じます。

          畑にちらばる枯草を熊手で集めて焚火


 焚火にも大切な作法があります。まず、無風の時を選びます。昼間ではなく、夕方が風が静かになることが多いです。そして、焚火をする周囲から燃えやすいものを完全に取り除きます。さらに、私はスコップで穴を掘ります。その穴で燃やすのです。次に、ジョロに水を入れて焚火の近くに置きます。ホースで蛇口から水を引いてもかまいません。燃やしている時は火の粉に注意します。明るいと火の粉に気がつきません。終わった後は、水をまいて完全に消化します。
 寒い冬は、火にあたりながら体を温めることができます。燃えさかる炎を静かに見つめていると、時を忘れる気がして癒されます。

  枯草を熊手で集める   枯草を静かに燃やす    燃やし終わると水で消化
  

コメント
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