東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

修理中、壊れた古い足踏み糸紡ぎ機(4/x)

2020年11月14日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 壊れた足踏み糸紡ぎ機の修理を続行しています。今回、足踏み回りの修理をほぼ終えました。ただし、忠実に再現修理したため単に板を張り付けただけでは済まなかったことです。木を強固に繋げるため相欠け継ぎ加工しました。相欠け継ぎ加工した所は三ヶ所です。そのため精密ノコギリを使って木材加工しました。ノミは使いませんでした。次回はネジと木材用接着剤を使って組み上げ、はずみ車を回転できるようにします。

           忠実に再現修理中、糸紡ぎ機の足踏み部


 私は家を建てたり机を組み立てたりするようなプロの大工ではありません。ですが、子供に教える程度の木工細工はできます。今回は、木と木を組み合わせる基礎である相欠け継ぎ加工をしました。この加工は久しぶりのことです。30年位前でしょうか、ミニチュアカーを走らせる子供向けサーキットを木工で制作して以来のことです。この加工は正確に切らないと、板と板をピッタリと組み合わせることができません。

  精密ノコギリで加工    相欠け継ぎの加工     組み合わせて確認
  

 各板を正確に切って組み合わせてみました。すると、最初は微妙に角度や位置がずれましたが、調整加工するとびったりと合いました。私は木工を中学校の技術家庭程度しか習っていません、子供の頃、いろんな木々を切ったり、割ったり、穴を開けたりなどしました。その経験が生きているのだと思います。今でも、いろんな農具を含む機械,電子製品,木工製品などを修理することがあります。元通りに治ると嬉しくなります。修理した物を届けて、家に招かれ歓待されたこともありました。また、修理のお礼として地元の名産をいただいたこともあります。私のモットーですが、修理の報酬はお金ではなく修理依頼者の笑顔です。

     板の相欠け継ぎ加工        三ヶ所の相欠け継ぎ箇所
 

コメント
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