東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

新年に向けて、2種類の凧(たこ)作り

2020年11月30日 | 子供の育成関連

 田布施町子ども会育成連絡協議会(通称:町子連)主催の凧(たこ)作りがありました。一昨年も去年も仕事と重なったため参加できませんでしたが、今年は恥ずかしながら指導員の一人として参加しました。3年ぶりの凧(たこ)作りです。制作した凧は二種類です。やっこ凧風と六角形の凧です。3年ぶりのため、作り方をすっかり忘れていました。しかし、だんだん思い出しました。私は、子供達やその家族に教えつつ一緒に考えながら作りました。2時間位で全員完成にこぎつけました。家に持ち帰って凧を飾るデザインを描けば完成です。来年1月に今回作った凧を使って凧揚げ大会があります。「上昇賞」と「デザイン賞」があります。

         竹ひごを骨組みとして取り付けた2種類の凧


 そう言えば、最近お正月になっても凧を揚げている子供を見たことがありません。私が思うに、その転機の一つが30年位前にあると思います。それは凧の種類が大きく変わった年です。それまではやっこ凧や六角凧などの和凧が主流でした。ところが、30年位前にカイトと呼ばれる西洋凧にとって代わりました。凧は作るものではなく、買うものになりました。カイトは糸の調節が不要ですし、空高く簡単に揚がります。凧あげの技術はまったく不要です。ビデオゲームの興隆もあって、単なる消費財としてのおもちゃに成り果てました。そして、流行らなくなりました。

   凧の裾を作る     中心の竹ひご取り付け   全ての竹ひご取り付け
  

 やっこ凧風の凧は、初めての方には裾の張り方と竹ひごの取り付けが難しいと思います。一方で、六角形の凧は上下を間違えた方が少なくありませんでした。でもこの間違いは、尾を長くすれば解決します。両者の凧の最後の難関は、糸の取り付け方法です。風が強い時や弱い時など、風に合わせて調節する必要があります。
 凧作りが終わった後、用事で町内を車で通りました。すると、作った凧を空き地で揚げている家族を見かけました。糸の調整をしていたのでしょう。来年1月の凧揚げ大会がとても楽しみです。

    六角凧を作っている家族      完成して絵を描いている家族
 

コメント
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