東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

周防大島 文殊堂~文殊山~嘉納山~源明山ウォーキングの下見(2/2)

2017年10月05日 | 歴史探訪他ウォーキング

 文殊山頂上で1時間程度休憩したでしょうか。休憩が終わった頃、急に周りが慌ただしくなりました。高校生3人が文殊山に走るようにやってきたのです。それに続いて古老が1人やって来ました。その古老に話を聞くと、埼玉県の高校生が修学旅行で周防大島に来たとのこと。海が無い県のため、周りを海に囲まれている周防大島に漁業体験などをするために来たそうです。その古老は、たまたま高校生3人を受け持ったのだそうです。へえー、今の修学旅行は体験主体になっているのですね。

  文殊山から西の方角を見下ろして     文殊山から北西の方角を見下ろして
 

 のんびりお昼休憩をしたため、すっかり時間が過ぎてしまいました。急いで嘉納山に行きました。途中の林道まで、高校生3人や古老と一緒に歩きました。林道脇に車が駐車してあり、彼らはこの車で下山するようでした。彼らと別れると、嘉納山に向かってもくもくと歩きました。すれ違う人は誰もいませんでした。

    敵を防ぐ防塁跡      峰に突き出た岩     文殊山と嘉納山の中間点
  

 歩いていると、尾根に沿うように石が積んであることに気が付きました。立札を読むと、敵を防ぐための防塁跡のようです。獣避けとは書いてないため、やはり大島口の戦いでの防塁跡でしょうか。ただ防塁にしては低すぎます。銃を構えて低い姿勢を保ちながら敵を待ち伏せる防塁だったのではないかと思われます。戦い後150年の間に崩れて低くなったようです。田布施の専福寺から出陣した第2奇兵隊員は、周防大島を守るためこの防塁周辺を行き来したのでしょう。

             1時間程度尾根道を歩いて嘉納山に到着


 尾根道は歩きやすいのですが、ほとんどが林の中を通っています。そのため展望はありませんでした。途中1ヵ所だけ木製の長椅子が置かれていました、しかし朽ちていました。歩きやすい尾根道を1時間程度どんどん歩くと嘉納山に着きました。文殊山よりは展望はありませんでした。嘉納山山頂で少し休憩しました。予定では嘉納山からさらに源明山に行くことにしていましたが、時間が過ぎていたので文殊山に引き返すことにしました。

 深い杉林の尾根道      林道を文殊堂に向かう    駐車場に到着
  

 文殊山に引き返す途中で、高校生3人と古老と別れた林道に出ました。同じ道を戻らないで、林道を通って文殊堂の駐車場まで戻ることにしました。しかしながら、行けども行けども文殊堂に着きません。1時間位林道を歩いたでしょうか。後でGPSで歩いたルートを確認すると、だいぶ無駄に大回りしていました。文殊山に戻った方が短い時間で戻れたようです。
 下見ウォーキングに参加された方々、お疲れ様でした。10月は紅葉シーズンのため、この文殊堂周辺は混むそうです。そのため、駐車できない事態も考えられます。そのため、今回は変則ですが23日(月)にウォーキングすることにしました。

     今回下見ウォーキングした、文殊堂~文殊山~嘉納山周辺コース

コメント
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