東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

小麦の刈り取りと、はさ掛け天日干し

2015年06月07日 | 麦,穀類,雑穀



 11月に種まきした小麦をようやく刈り取りしました。今年は、スズメや鳩に食べられないように小麦畑全体に防鳥網を掛けました。このため、食害は無くなったのですが、刈り取り前に網を片づけなければなりません。これまでは、私一人が片づけていましたが、今年は仲間が手伝ってくれたため、片付けがスムーズに終わりました。お手伝いありがとうございました。

   防鳥網を寄せる         寄せた網を整理          整理後の防鳥網
  

 防鳥網は破れやすいため、丁寧に片づけなければなりません。麦や地面を引きずるように片づけると、必ず枝やゴミなどが網に絡まります。それを無理に引っ張ると、網目が切れて破れてしまいます。数人で、網を持ち上げるようにして片付けします。今回は丁寧に片付けしたため、来年も使えます。防鳥網の片づけが終わると、支柱や紐などを片づけしました。これらも来年使えるように整理してまとめておきます。

     網を支えていた支柱や網を整理         楽しい、おやつ兼昼食タイム
 

 防鳥網,支柱,そして紐を片づけると、木陰でおやつ兼昼食タイムにしました。おやつ時、私は我家で実っていたユスラウメを持ってきました。種がやや大きいものの、ほのかに甘い小粒の真っ赤な実です。続いて、昼食タイムではEtさんが作ってきたお稲荷さんをいただきました。とても美味しかったです。ご馳走様でした。

                    昼食後は稲刈機による麦の刈り取り作業


 昼食後は麦の刈り取り作業です。10年位前は鎌で刈り取りしていましたが、ここ数年は稲刈機を使って刈り取っています。この機械を使うと、あっと言う間に刈り取りが終わります。これまではずっと私一人が稲刈機を使っていましたが、今回は二人に稲刈機を体験してもらいました。この稲刈機は一輪車ですので、麦を刈り取る時に左右にぶれないように人が支えなければなりません。

   麦刈り体験中のA君     麦刈り体験中のEmさん    刈り取った麦をはさ掛け
  

 麦の刈り取りが終わると、麦束をはさに掛けます。あらかじめ、はさ掛けするための支柱を立てておきました。その支柱に渡した棒に、二股にした麦束を次々に掛けていきます。下段の棒が一杯になると、上段の棒に掛けます。小麦畑に放られた麦束をかき集めては、棒に掛けてました。棒に掛けるのは天日乾燥するためです。今のままでは、麦粒は少し柔らかいままなのです。歯で咬むとカチンと割れるようになるまで麦粒を乾燥します。

                  下段の棒に、ほぼ掛け終わった麦束


 天気予報によると、数日前に梅雨入りしたとか。このため、いつ雨が降るか予測が困難です。雨で濡れないように、麦束の上をビニールシートで覆っておきました。また、スズメや鳩が入り込まないように、周りを防鳥糸を張り巡らせておきました。一週間程度天日乾燥後に脱穀しますが、梅雨の今は天気がまったく読めません。天気予報で「次の日が晴れ」と分かった時、その日に合わせて脱穀するしかありません。
 まずは、麦刈りが終わってほっとしました。

      上段に麦束を掛ける              雨に備えてビニールシートで覆う
 

コメント
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