東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町 楽しかった大波野ウォーキング(2/3)

2015年06月23日 | 歴史探訪他ウォーキング

 納蔵地区農村公園では、40分程度昼食休憩をとりました。各自好きな場所に陣取ってシートを広げました。私は、先ほどまで歩いていた坪曽方面を見下ろせる場所に座りました。日差しは柔らかく適度な風が吹く中、談笑しながら楽しく昼食を取りました。

   ベンチに座って昼食        美味しそうなお弁当      ベンチで談笑しつつ
  

 お昼休憩が終わる頃、子供達はブランコなどの遊具を見つけて遊んでいました。子供達にとって、お寺や神社の話は退屈なのでしょう。
 ブランコで遊んでいる子供達を見ながら、コースを間違えないように次の史跡までの道筋を反芻しました。納蔵地区農村公園を出発するにあたって、コース変更のお話をしました。予定では、金毘羅社や妙見社に行く予定だったのですが止めました。今の時期、マムシやダニのリスクを避けるためです。

            納蔵地区農村公園を出発する前に、21名の参加者


 昼食後、最初に訪れたのは納蔵原古墳です。5世紀頃に作られた小型の古墳です。当時の古墳形状が比較的よく保たれた円墳です。近くにある石城山の神籠石(壮大な石垣)は7世紀頃に作られました。古代朝鮮由来と考えられるその石積み工法は、納蔵原古墳の石室の石積みとよく似た組み方をしています。何らかの関係性があるのではないでしょうか。

    楽しいブランコ          納蔵原古墳に到着       納蔵原古墳の石室 
  

 納蔵原古墳を過ぎると、惣津(そうづ)地区を通って上段(かみだん)地区に向かいました。適度な風が吹いていたため、夏にしては涼しく快適なウォーキングをすることができました。また車があまり通らない小道を選んだため、子供達も安心して田んぼや道端の動植物を観察できたようです。

            眩しいほどのカンナの赤、のんびりと小道をウォーキング


 上段地区に着くと、田布施町の名木の一つである大波野柿の巨木を説明しました。大波野柿は江戸時代から明治にかけて干し柿にした渋柿です。干し柿は、当時地元の名物だったそうです。品種的には、渋柿で有名な西條柿の一種とのこと。

   大波野柿の巨木      慶長二十年と刻まれた祠      日光寺内のお地蔵様
  

 続いて、日光寺に行きました。このお寺は江戸時代は日光坊と呼ばれる尼寺でした。今は廃寺となり、上段地区の集会所として使われています。このお寺は、享保9年(1724年)に無くなった尼僧まで辿ることができます。傍に慶長二十年と刻まれた石の祠があります。慶長二十年は大阪夏の陣があった年です。
 続いて、山を登って女体社に行きました。

              今回ウォーキングした大波野地区のルート

コメント
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