東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

春ジャガイモがようやく発芽

2014年04月08日 | 野菜:芋類

 これからの季節、春から夏にかけていろいろな野菜を栽培しようと思っています。そのために、冬に収穫が終わったキャベツなどの野菜を片付けて整地して畝を作っています。ところで、3月上旬に種芋を植え付けた春ジャガイモが芽を出し始めていることに気が付きました。このまま順調に育ては、夏には美味しいジャガイモが収穫できそうです。

           花盛りのチューリップを避け、春夏野菜用の畑を耕耘中


 ジャガイモをはじめとして、イモ類は圧倒的に稲や麦に比べて生産量が高いです。
 一つ目の理由は、葉が枯れるまで常に澱粉を根に蓄えるからだそうです。稲は、葉が大きくなる7,8月でしか澱粉を生産しません。花が咲いて籾ができたらもう澱粉生産は終わりです。それに対してサツマイモは葉が枯れる11月近くまでずっと澱粉を生産します。
 二つ目の理由が、澱粉が根に蓄えられることです。地中は温度の差があまりありません。芋類に対して、稲は花が冷害に合うともう実はできません。
 三つ目の理由は、地中に澱粉を蓄えるためスズメなどの被害に合うことがありません。
 これらの理由により、稲のような手間をかけずに確実に芋を収穫できます。ジャガイモやサツマイモは自給用として最適な作物です。

                芽が出たジャガイモ、もう少し経ったら芽欠きや土寄せ

コメント
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