東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

柳井市 天神春祭り1日目、白壁の町ミニウォーキング

2014年04月20日 | 歴史探訪他ウォーキング

 柳井天神春祭りを見るため、久しぶりに柳井市の白壁の町を散策してきました。白壁の町に立ち寄ったのは、茶臼山などをウォーキングした時娘と散策した時以来です。柳井に来てみると、祭りは明日の日曜日が一番の見ものだそうです。このため、今回は柳井天神春祭りの見学ではなく、白壁の町を見るためのミニウォーキングとなりました。

       観光協会の方の説明           観光案内所前にあった写真撮影所
 

 さて、サンビーム柳井前の駐車場に車を置いて、観光バスが何台も入れる観光案内所に行きました。そこに行くと、観光協会の方から少しばかり説明を受けました。説明をしてくれた方は、今年から観光協会で働き始めたそうです。柳井市は観光協会と案内所は別にあり、案内所には専属の案内員が常駐しているようです。

                  人が少なくのんびり散策できた白壁の町通り


 のんびり白壁の町通りを歩いていると、しらかべ学遊館がありました。私は歴史や古いものに興味があるため、ちょっと寄ってみました。入ってすぐの部屋には商家で使われた古い道具が陳列されていました。奥に入ると柳井市を学ぶためと思われる部屋がありました。その部屋で冊子を見ていると、柳井周辺の古墳関連のものがあることに気が付きました。

      古墳の資料をN君と閲覧           納蔵原2号古墳の発掘調査報告書
 

 それら古墳の資料の中に納蔵原2号古墳の発掘調査報告書2003年がありました。おーこれは面白そうと、机に座ってじっくりと読みました。これは田布施町郷土館が発行したものです。読んでいて、大波野の古墳や遺跡名が書いてある地図に目をとめました。これを読むと面白いことが分かりました。

         大波野の遺跡地図 納蔵原2号古墳発掘調査報告書2003年より抜粋


 この地図には、惣津遺跡,坪曽遺跡,納蔵原古墳群,天王原古墳などの名前が記載されています。納蔵原古墳の名前はまだありません。山口県遺跡地図1991年版に記載されている坪曽古墳が、この地図では天王原古墳と誤記?訂正?されています。坪曽古墳はどこに消えたのでしょうか?また、一昨日、天王原古墳を探すためミニウォーキングして見付けた石積み近くには惣津遺跡があるようです。また、坪曽の奥には坪曽遺跡があるようです。
 はっきりは分からないのですが、1991年~2003年の10年間に坪曽古墳が天王原古墳に改名?されたように見え、さらに天王原遺跡が消えています。元々あった天王原古墳と天王原遺跡が、2003年の段階で忘れ去られているように思えます。1991年~2003年の間が断絶しているようで、謎が深まるばかりです。
 ちなみに、坪曽古墳は次のように登録されています。奈良文化財研究所の遺跡データベース(クリック) クリック後に「坪曽古墳」と入力してください。詳細ページが出ます。

 白壁の町で田布施町の古墳情報を仕入れることになるとは思いもよりませんでした。なお、石城山神護石や石走山古墳などの調査報告書もありました。これらの資料は、田布施町郷土館にもあるはずですので探してみようと思います。

                   白壁の町通りで萩焼を展示している家屋


 しらかべ学遊館を出ると、再び白壁の町通りを歩きました。今日は天神春祭りの1日目なのですが、思っていたよりも人が少ないようです。おそらく、明日の日曜日にはどっと人が繰り出すのでしょう。来年はぜひ、この天神春祭りの2日目に行ってみたいと思います。

               再び白壁の町通りを散策、人が少なく静かな石畳通り


 この頃になると、お昼を過ぎていました。昼食休憩をしよう「蔵や」に行きました。ところが満席でしたので、予約を入れて古い柳井の町並みをさらに散策しました。旧福田時計店付近を歩きながら、この福田家に嫁いだ同級生の話をしていると、たまたますれ違った近所の方がこの付近の説明をしてくれました。旧福田時計店前にあった本屋さんは、隣りの火事の延焼で焼けたそうです。その本屋さん、私が高校生の頃よく通ったのですが今は空き地です。

      「蔵や」でお昼休憩           御飯がいまいちだった和定食,丼定食など
 

 旧福田時計店近くで近所の方と楽しく立ち話をしていると、「蔵や」から「席が空きました」との電話が入りました。近所の方にお礼を言って、「蔵や」に向かいました。席に着くと、3人それぞれ和定食,丼定食などを頼みました。天ぷらなどはとても美味しかったのですが、ご飯がべっとりしていて少しばかり残念。食事が終わると、盆栽が展示してある場所に移動することにしました。

                甘露醤油資料館、ここで音楽が演奏されることも


 盆栽を見るために道を探していると、間違ってやない西蔵や甘露醤油資料館に着きました。せっかく来たので、最初やない西蔵内で展示されていた生け花を見ました。そして、甘露醤油資料館に行きました。資料館内に入ると、甘露醤油の良い匂いが漂ってきました。

       寒露醤油資料館の販売コーナー            生け花を鑑賞
 

 盆栽は中央公民館だとのことで、甘露醤油資料館から移動しました。私は盆栽のことはあまり良く分かりまんせんが、枝ぶりの見事さなどはなんとなく分かるような気がします。一つ一つの盆栽をじっくり鑑賞しました。杯ほどの極小鉢に生えられた山野草がありました。これぐらいだったら私にもできそうでしょうか?

                ミニウォーキングして、あちこち訪ねた白壁の町

コメント (2)
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