今年も、田布施町 麻郷 高塔の祇園牛頭天王社の祭典がありました。一昨年の祭典と去年の祭典は天候に恵まれて、石鳥居(186年前の文政11年1828年建立)がある祇園牛頭天王社で祭典がありました。しかし、今年は雨に降られたため高塔公会堂での祭典です。昨日は発明クラブの開講式に行かなくてはならなかったため祭典の準備のお手伝いに行けませんでした。祭典当日朝9時頃に行って、少しですがポン菓子などのお手伝いをしました。
雨が降りしきる祭典当日、祭典開始1時間位前
ポン菓子製造機で作った膨れたお米を大きなザルに入れるとすぐに、溶かした砂糖液を振りかけました。そして、素早くへらで砂糖が全体に行き渡るようにかき混ぜました。しかし、なかなかサラサラしてきません。雨が降って湿気が強いのか、熱いためだと思います。1年以上ポン菓子を手伝っていないと、こつを忘れてしまいます。そのうちベテランの女性に交代しました。
もうすぐポン菓子製造機を暴発 赤くした砂糖液をポン菓子にかけ混ぜる
私が子供の頃のことですが、冬になるとポン菓子専業者が村々にやって来ました。空き地にポン菓子製造機を置いて、子供達を待っていました。確か、お米と駄賃を渡すとポン菓子を製造してくれたように思います。火は今のようなガスではなく、薪だったように覚えています。お米以外にもトウモロコシを膨らませてポップコーンも作ってくれたように記憶しています。
完成したポン菓子を袋に詰めているお母さん方
10時頃、高松八幡宮の宮司さんが高塔公会堂に来られました。祇園牛頭天王社の祭典の始まりです。小学新一年生を前に宮司さんのお祓いです。今年は、12人もの新一年生です。麻郷小学校の新1年生が確か33人だったように聞いていますので、新一年生の1/3が高塔区の子供達です。今年はとても新一年生が多いです。私が子供の頃(昭和30年代)の高塔区は35世帯位しかありませんでした。しかし、今は約230世帯の方が暮らしており、田布施で一番多い地区とのことです。隔世の感があります。
新一年生12人を前に宮司さんのお祓い
宮司さんのお祓いなどが滞りなく済むと、お祭りは俄然賑やかになりました。ポン菓子を食べたり、綿菓子を楽しんだり、お汁粉などを堪能しました。雨が降らなければ広場で玉入れなどの余興を楽しむことができたのでしょうが、今年は雨が降りましたので公会堂やテント内で行える行事だけです。
綿菓子作りを楽しむ子供達 美味しそうな白玉入りお汁粉
私はもっぱら、お汁粉を配ったり、出たゴミを集めたりしました。その合間をみて、お汁粉を食べたり、綿菓子のかけらを摘まんで甘みを楽しみました。雨が降り続いていましたので、公会堂やテント内はとても混雑しました。しかしながら、皆さんの笑顔が絶えず、とても良かった祭典ではなかったかと思います。
お汁粉を作り盛るAさん、いつもいつもご苦労様
祭典が終わると片づけです。ポン菓子製造機や綿菓子製造機を綺麗に清掃して片付けました。長椅子なども畳みました。ただし、雨で濡れているテントは後日晴れた日に有志が集まって畳みます。
全ての後始末が終わると、お手伝いした方々が高塔公会堂内に集合しました。そして談笑しながら反省会などをしました。今年の一番の話題は、新一年生に関わることだったとのこと。これだけ世帯数,班数,子供数が多いと行き違いのリスクが高まるようです。
最後、余った景品をあみだくじで分けました。雨にも関わらず、予定通り楽しく祭典が終わって良かったです。参加された方々、お手伝いされた方々、お疲れ様でした。
綿菓子製造機、イスなどの片づけ 余った景品を皆さんで分ける