東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

陸稲(うるち,もち)の稲刈りを開始

2012年09月18日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 稲刈りするための稲刈機(通称:バインダー)を直したので、陸稲の稲刈りをする体制が整いました。しかし、稲刈りする前に雑草を取り除く必要があります。陸稲(もち)畑の草取りと土寄せは完了していたのですが、陸稲(うるち)畑はまだでした。このため、稲刈りする前日に雑草を取って軽く耕運機で畝間を耕運しておきました。これで、稲刈機を使うことができるようになりました。
 
        畝間を草刈機で除草            除草後、畝間を耕運機で耕す
 

 陸稲(うるち)畝間の除草耕運後、稲刈機を使って稲刈りを開始。手刈りしても良かったのですが、刈り取った稲を束ねるための乾いた稲がありません。このため、今年はすべて稲刈機で陸稲を刈り取り結束します。この稲刈機を最後使ったのは2年前です。ちゃんと稲刈りして結束できるか心配ですが。杞憂でした。

              2年ぶりに使う稲刈機、快調に陸稲を刈り取り


 この稲刈機、いただいてから一度も刃を磨いていないためか、稲の刈り口がやや荒れていました。そこで、山口クボタ田布施支店に行って刃を磨いてもらえるかどうか聞いてみました。すると、刃を研ぐことはしていないとのことでした。昔は、鉄工所などで刃を磨いてもらっていましたが、今は自分で磨くしかないようです。
 最初に稲刈りした稲束を、仏前にある亡き父親の写真前に手向けました。父親と一緒に稲刈りしたかったのですが、かないませんでした。あの世できっと喜んでくれていると思います。手向けている時、去年2年前3年前と、父親と一緒に農作業したことを思い出しました。

        刈り取り結束された稲束          亡き父親に手向けた最初の稲束
 

 三か所の陸稲(もち)畑のうち、一か所の稲刈りはすぐに済んでしまいました。しかし、残り二か所の陸稲(もち)畑は、とても稲刈機で稲刈りできる状況ではありません。陸稲より雑草の方が大きく育ち、手刈りするしかありません。収量も極小になりそうです。来年の種用としてしか収穫できそうもありません。陸稲の栽培に、実質的に今年初めて挑みました。その結果は散々でした。散々な理由は二つです。一つは、雑草対策にとても苦労したことです。もう一つは、痩せた土地での陸稲栽培は困難であることです。来年は、今年の反省を元に再度チャレンジしようと思います。

            刈り取ったばかりの陸稲(うるち)を小屋内で乾燥中


 刈り取った陸稲(うるち)の稲束は、すぐに牛小屋内に干しました。小屋内は全く雨が降り込まないので、2週間程度で自然乾燥すると思います。
  陸稲(うるち)畑の稲刈りが済むと、我家から少し離れた陸稲(もち)畑に行って稲刈りしました。そして、前回はさ掛け用に準備し竹に稲束を掛けて自然乾燥させることにしました。ここは雨露がかかるので、乾燥まで3週間程度かかるのではないかと思います。10月に脱穀します。この畑は乾燥地のため、陸稲はとても少ない収量となりました。しかし、我家でお餅や鏡餅を作る程度のもち米は収穫できました。来年用の種を取った残りを、籾摺り,精米して、お餅や鏡餅にしようと思います。

     陸稲(もち)畑で稲刈り         刈り取った稲束をはさ掛けして自然乾燥
 

コメント
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