東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

陸稲(うるち)と粟が出穂,里芋ほか

2013年08月09日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 全国どこも猛暑日が続いているようです。我家も同様で、朝夕しか農作業できません。このところの暑さで山には最近行っていませんし行く気にもなれません。冬に植えた苗木の様子が気になるのですが。ところで、農作業の手を休めながら畑の様子を観察しました。すると、陸稲(うるち)の穂が出ていました。去年も同じころに出穂しました。

              猛暑で日照りにもかかわらず元気に出穂した陸稲(うるち種)


 このところ雨が降らないのでずっと日照りの状態です。しかし、陸稲はすこぶる元気です。本当に日照りで被害が出る直前には、陸稲は葉が内側に巻くようになります。今の状態は、目いっぱい葉が開いているので日照りの被害はないようです。なお、赤米は数年前はたくさん作っていたのですが、今は種継ぎのため一株だけ栽培しています。赤米は晩生のため、まだ穂は出ていません。

      陸稲の、とても地味な花            種継ぎのための一株の赤米
 

 花粉が混ざらないように陸稲(もち)は、別の畑で栽培しています。陸稲(もち)はまだ出穂していません。今、うるち種の陸稲はほとんど栽培されていません。一方でもち種の陸稲は少なくなったと言え、全国の主に山間地域で栽培されているようです。

                これから出穂するもち種の陸稲


 ところで、猛暑に強い作物は元気です。春に種をまいた砂糖モロコシがぐんぐん成長しています。ただ、害虫のアワノルメイガが入っているらしく、茎や葉のあちこちに食害の跡があります。ちゃんと穂が出るか心配です。晩秋に茎をかじると甘いので、私の貴重なおやつです。里芋も元気です。今年は湿った畑に植えたのは正解です。これからさらに成長して、人の背以上に伸びると思います。

    空に向かって伸びる砂糖モロコシ         猛暑でも元気な里芋
 

 5月の種まきした粟(あわ)が出穂していました。種をまいてからほぼ放置していましたが、雑草の間に穂を出していました。肥料をまったくまかなかったためか、小さな穂ですが小鳥の被害がなければ収穫を期待できそうです。私は、雑穀の中で粟が一番美味しいと思っています。黍(きび)などのように雑穀は、わずかにあくがあるため味が落ちます。その点、粟は雑穀にも関わらずあくがほとんどありません。ただし、小鳥が大好物のため収穫の少なさに泣かされます。

                   出穂し始めた粟の穂、粟穂にしては小さ目


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