東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

病院同僚と稲刈り,バーベキュー大会,里芋収穫

2010年11月11日 | イベント,行事



 仕事の同僚を田んぼに招いての秋の稲刈りバーベキューをしました。去年は田植えパーティーに加えて、同じ11月に稲刈りバーベキューを開催しました。そのときの稲刈りバーベキューは風が強くてちょっと肌寒かったです。しかし、今回の稲刈りバーベキューは晴れた上に風もなく、とても暖かい日差しに恵まれました。

                 バーベキューの前に子供達と楽しく稲刈り


 バーベキューの前に稲刈りをする予定でしたが、バーベキューで料理を用意する調理係と、子供達を中心に稲刈り体験する係に自然に分かれました。乾いた田んぼは、小さな子供達が元気良く走り回るのに、また転んでもやさしく受け止めてくれる丁度良い柔らかさでした。最初は刈り取った稲株につまずいて転んでいた子供達でしたが次第になれてはしゃぎまわっていました。

       バーベキューで主に調理をしていただいた方々、美味しかったですよ!


 参加したいただいた方々はさまざまな職種(医師,看護師,作業療法士,精神保健福祉士,介護福祉士など)の方がいて、普段の職場がそのまま田んぼに移ったかのようでした。子供さんの参加もあってとても賑やかなイベントになりました。

     そろそろ食べごろです                青空の下、食欲をそそります
 

 どんなイベントでもそうですが、子供達がいるとイベントはがぜん楽しくなります。かわいい子供達がはしゃいでいると見ている大人の頬は緩みっぱなしです。私の子供はすっかり成人してしまったので昔の子育てを思い出しました。その時は、子供のためにと思って休みのたびに、山に行ったり,キャンプをしたり,スキーに連れて行ったりしたものでした。さらにボーイスカウトの副隊長もしたりして他の子供達といっしょになって活動しました。キャンプ用の4WD車も持っていました。

 意外や意外、稲刈りに子供達が夢中とは               子供達の稲刈りを楽しく見守り
 

 今回、大人といっしょに参加してくれた子供達は4人でした。みんな明るく元気な子供達でした。こんな小さな子供達が稲刈り用のカマを待ちたがってお母さんは心配しっぱなし。でも、都会で暮らして自然に触れることが少なくなった今の子供達、たまには自然をいっぱいに感じるのもいいのではないかと思います。

      左から、Aちゃん、Kちゃん、そしてRちゃん、みんな元気に走り回りました


 私の管理している田んぼのすぐ近くには畑があります。参加者の子供達のうちの一人といっしょにその畑にバーベキューで使う野菜の収穫に行きました。おそらく野菜は八百屋さんで買ったことくらいしかないのか、最初は畑に並んだ野菜を珍しそうに見ていました。このさい、チンゲンサイ、高菜、サラダ菜、ネギ、キャベツ、白菜、カブなど見て触ってもらい収穫してもらいました。

     自分で選んだ白菜を抜いてみる       白菜を手に持ってご満悦のRちゃん
 

 この田んぼではつい先日、恵泉女学園大学生が稲刈りや脱穀などの体験をしました。その時の農機具がまだ置いてありました。子供達に稲刈り体験ついでに、足踏み脱穀機や稲ワラ細断機などの農機具をさわってもらいました。親も知らないこの道具、子供達にとっては異星人の道具のように思えたのではないかと思います。

    興味しんしん、足踏み脱穀機         恐る恐る稲ワラ細断機を回してみる
 

 バーベキューで料理を食べてひと段落した頃、ドーナツなど大好きなお菓子が出ました。最初子供達に好きな方を選んでもらいました。子供達の選ぶ様子を見ていると、カラフルなドーナツの方がお気に入りのようでした。

                                    どれも美味しそう、どれにしようかな。


 やっぱり子供達はお菓子が一番好きのようです。親達は、「お肉を食べてね。」とか、「野菜やごはんを食べてね。」との要望がありますが、とうの本人達は柔らかくて食べやすいお菓子がいいのでしょうね。

          とっても美味しそうにドーナツをほおばるKちゃんとMちゃん


 ドーナツの次はアップルパイです。次から次へと美味しそうなお菓子が出てきます。バーベキューでお肉をたくさん食べた上に、今度は美味しいドーナツやパイです。こんなに食べるとお中が苦しくなってきます。

       アップルパイを丁寧にカット         美味しそうに大人もほおばります
 

 このようなイベントを計画して一番うれしいのは子供達の笑顔です。私の子供はすっかり大人になって社会人になってしまったので、イベントにさそってもちっとも来てくれません。友達と遊ぶ方が楽しいようです。このため、久しぶりに小さな子供達の笑顔を見てうれしくなりました。

         Kちゃんも、Mちゃんも、Aちゃんも、笑顔で大人を喜ばす天才です


 お菓子を食べ終わった頃、今度は小豆の収穫をしました。田んぼの近くの畑で作っている小豆の茎を根元から切って田んぼに持ち込みました。小豆が地面に転がらないようにブルーシートを敷いてその上で小豆の収穫です。

              小豆を珍しそうに触って見ている子供や大人


 ほとんどの人は、豆の状態でお店で売っている小豆しか知りません。今日来た大人も小豆がさやに並んで入っていることをほとんど知りませんでした。大人も子供も不思議そうにさやから小豆を出していました。

       小豆に夢中の子供             こちらの子供も小豆に興味しんしん
 

 お母さんも子供といっしょに小豆収穫        大人も子供もさやから小豆を出す
 

 小豆が収穫し終わると、また稲刈り開始です。大人は稲を多少とも知っているのであまり稲刈りをする人がいませんでした。しかし、何でも知りたい子供にとって、田んぼも初めて、稲も始めて、好奇心が尽きないようでした。

               刈り取った稲束を担いでうれしそうなKちゃん


 小豆も終わって、稲刈りも終わって、今度は里芋の収穫をしました。田んぼの近くの土手に植えている里芋を数株掘り出してみんなに収穫してもらいました。面白かったのは、子供達が根元にたくさん成っている芋よりも葉に興味を示したことです。里芋の葉を傘のように持って遊んでいました。
 今回の稲刈りバーベキューは天候にも恵まれて久しぶりに楽しいイベントでした。企画した私としても参加したみんなに笑顔があったことが一番の喜びでした。子供達にとっても普段体験できないことを経験できてよかったのではないかと思いました。

     里芋の根元を切って芋を収穫    里芋の葉は大きいので、持つと傘のよう
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする