東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

雑穀と陸稲などが出穂し始める

2012年08月11日 | 麦,穀類,雑穀

 雑穀やお米が穂を出し始めました。田んぼを見てもあちこちで穂が出ています。雑穀などはだいたいお盆頃に穂が出てきます。ところで、八王子に住んでいた頃に雑穀をいろいろ栽培していました。ところが、ほとんどの方は雑穀と雑草の区別が分かりません。このため、私が知らないうちに雑穀を抜かれてがっかりすることが毎年のようにありました。

               穂が出始めたシコクビエ、20年ほど前から栽培


 今年からは、私しか畑を耕さないので雑穀を抜かれてしまう心配がありません。しかし、山口県は八王子市より南にあるためか、害虫のメイガが入られて茎が途中から折れてしまう被害が多いようです。来年、もっと栽培数を増やすのであれば何らかの対策が必要だと思いました。

           穂が出てきた陸稲、日照りのため、ちゃんと実るかとても心配


 雑穀はそんなにたくさん栽培していないのですが、陸稲は主食にしたいと思っているのでたくさん栽培しています。しかし、このところの日照りで成長が思わしくありません。大きく育った陸稲は葉の先端が枯れあがり、小さな陸稲は今にも枯れそうです。今後も日照りが続くようであれば穂に影響が出て実らないのではないかと心配しています。なお、ヒエと古代米はまだ穂が出てません。

     ヒエはまだ穂が出てこない            古代米もまだ出穂せず
 

 雑穀類で一番元気なのはアマランサスです。この日照りでも、他の雑穀のように葉がしおれるようなことはありません。よほど、根がしっかりと地中に生えているのでしょう。秋には粟粒ほどの極小の実(鶏頭の種によく似る)がたくさん実ります。実った穂を叩くと、無数の小さな実がバラバラと落ちてきます。このため、収穫時には地面にブルーシートを敷いてから穂を叩いた方が確実に収穫できます。普通の脱穀機は使えません。今はとても小さな穂が中心に見えますが、秋には巨大な穂になります。

               先端に小さな穂が付いたアマランサス

コメント
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