東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

別所小学校5年1,2組の田植え無事終了

2006年07月03日 | 農業体験

 朝7時過ぎに田んぼに行って、今日と明日の田植えで使う苗取りをしました。
    田植え前に苗取り


 今日田植えする苗を取り終わると、田んぼに苗の束を一輪車で運んで子供達に渡せる田んぼ入り口付近に苗を置きました。
    取った苗を田んぼ入り口に置く

 苗取りをしていると、9時半ごろに別所小学校の子供達約60人が田植えにやって来ました。 今日は別所小学校5年1,2組の田植えです。 挨拶もほどほどに、最初は今回手伝ってくれるお母さん方に苗を植えるための基準線となる紐の引っ張り方を教えました。田植えが初めてで田んぼに入るのもはじめてのお母さんがいました。子供のようにキャーキャー言っているお母さんもいました。お母さんにとっても今回の田植え体験は良かったようです。 お母さんに紐の引き方を教えた後いよいよ子供達の田植えです。
    先生が見守る中を田植え開始

 それぞれの組の半数約15名ずつが最初田植えをしている間に、残りの半数15名ずつが近くの田んぼを見学したり小川で遊んでたりして最初の組が終わって交代するのを待ちました。
    最初は田植えの要領が分からず苦心

  子供達のほとんどが田植えが初めてで、田んぼに入ったことがありません。このため田んぼに最初足を踏み入れたときに思わぬ泥の深みに驚いてキャーキャーと言っていました。
    田植え最中に笑顔でピース

 特にこの田んぼは深いところと浅いところがところどころあるので、子供達は足下の深みに驚いたり泥の感触を初体験して体で田んぼの感触を楽しんだようです。
    お母さんの引っ張る紐を基準に苗を植える

 田植え前に苗の持ち方や泥の中への苗の差込み方などを口頭で教えました。最初は、苗の植え方が分からない子が多かったです。特に苗を泥中に差し込む感覚が分からない子が多かったように思います。何度か植えているうちにその感覚が分かったようでだんだん要領よく植えられるようになりました。
    お母さんの号令でいっせいに苗を移植


    田植えも終盤に

 そして、11時半頃には田植えが終わりました。 田植えが終わると田んぼ脇の小川で汚れた足やひざを流れる水で洗いました。この小川には沢ガニやおたまじゃくしなどの生物がたくさんいるので、子供達は手で捕まえて見せあっていました。
    田んぼ脇の小川に入って足を洗う

 足をきれいに洗い終わると、先生を先頭に学校に戻っていきました。 子供達が帰った後、苗がちゃんと植わっているかを一通り見回りました。そして、苗が倒れていたり植わっていないところなどは補植しておきました。
    子供達の田植え後に苗を補植

 子供達の歓声はいつ聞いてもとても気持ちが良いものです。今、食育の必要性が学校で言われていますが、今日の田植えのように自分達が食べるお米を田植えして育てることも食育の一つではないかと思っています。

コメント
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