昨日の『ブックカーニバル in カマクラ』のトークイベント「本談会」、沼田元気さんと難波里奈さんの回に参加。
僕の愛読書でもある、難波さんが書いた「純喫茶コレクション」(パルコ出版 1,600円+税)という本の装丁を沼田さんにお願いしたという縁での楽しいお話があった。想像通りの素敵なお二人、とても楽しい時間をいただいた。
しかも、お土産までいただく。写真のマッチは、かつて喫茶店につきものだったということで、沼田さんが以前連載していた「東京人」という本の販促用にわざわざつくってもらったというもので、参加者全員にプレゼントされた。手にするだけで懐かしい。
純喫茶にひかれるのは「消え行くものへの郷愁」だけど、「自分自身も消え行く者だからこそ、その思いが強いんです」と沼田さん。
マッチも役割を終え消え行くものではあるが、1本するごとにポッと出る炎はひときわ郷愁を誘うのである。
「裏はつげ義春さんと水木しげるさんにお願いした。レアものだからってネットオークションに出さないでね」と笑っておられた。
さっき本棚を見たら、沼田さんの本『ぼくの伯父さんの東京案内』(2000年 求龍堂 1,800円+税)、『横浜おでかけガイドブック』(2002年 青山出版社 1,980円+税)、『鎌倉スーベニイル手帖』(2007年 白夜書房 2,500円+税)も出てきた!どれも驚くほどスゴイ本です。