お昼どきにのぞくと、いつも行列。夜は8時閉店なので間にあわず。そんなこんなで行きそびれていた神保町のカレー屋さん『まんてん』へ。
もちろん、頼むのは「ウインナーカレー」(550円)。
ご覧の通り、僕の大好きな赤いウインナーが三本も乗っています。あぁ、もうそれだけで幸せ。
しかも、けっこう辛いので、ほんのり甘いウインナーが口腔を優しく癒してくれる。
見ていると、店員さん二人の息の合った仕事っぷりが素晴らしく、まったく無駄がない。お客さんを待たすことなく、次々とさばいていく様は見事としか言いようがない。気持ちがいいね。
順序が逆になったが、最初に出てくる水が入ったコップにスプーンがささったやつ。これが、一気に昭和へ誘ってくれた。おじさんが小さいころは、カレーを頼むといつだってコレだったんだよ(家でも必ず真似てた)。
それに、小さな白いカップにアイスコーヒーが注がれて一緒に出てくる。みんなカレーの後にクッとやっているようなので、僕も倣う。辛さを和らげてくれて嬉しい。これも素晴らしく演出。満点です(ベタベタやね)。
トッピングの具を全部のっけた「ぜんぶのせ」もOKらしいので、今度は「ウインナーWで」って頼んでみよう(笑)。
さて、ここから三省堂を目指し、今度は喫茶店の『ラドリオ』さんへ。
神保町方面に詳しい読者のみなさんなら、もうお気づきのはず。ハイその通りです、ここは「ウインナーコーヒー」(480円)発祥のお店。
いくらウインナーが好きだからって、そのハシゴかい…。ただし、ドイツとオーストリアくらい違ってますね(笑)。
夜はバータイムらしく、みなさんグラスビールとおつまみで語り合っているようですが、僕は一人ウインナーコーヒーで読書。
レコードのキズがブツブツいってる感じの、いかにものBGMがレトロな内装と相まってノスタルジックな雰囲気。またまた昭和にドップリとトリップです。
もちろん、クリームの甘さがほんのり溶けだしたウインナーコーヒーも優しくステキな味わい。なぜか周囲にタバコを吸うお客さんもいなかったので、すっかり長居をしてしまいました。
いかがでしたか、今晩の小さな旅。
いやぁ、NO残業DAYって、本当にいいもんですね。