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僕が初めて彼女を見たのはもう大人になっていたころで、テレビでやっていた「ノンちゃん雲に乗る」の母親役に見とれた。
次に見とれたのは、もうすっかり大人に・・・いや、おっさんになってからで「晩春」「麦秋」「東京物語」といった小津作品だった。
原節子さんは、清楚で、美しく、それでいて力強く存在感があった。
今日、鎌倉市川喜多映画記念館で開催中の特別展「女優・原節子」を取材。
学芸員さんに説明いただきながら観覧。役得である。
狭く静かな館内なので、他の来館者も頷く(笑)。
あらためて作品を見てみたいと思った。
同館では今もフィルムを映写している。デジタルではなく、フォルムでこそ見たい気もする女優さんだ。
写真は小町通り。春休みだからか休日のような賑わいでなかなか進まず、途中から脇道に入って記念館に向かった。記念館は静かですよ(笑)。