いつもの土曜の夜なら9時すぎても会員さんが残っていることも多いのに、今日は8時半ごろには0になった。
片付けを終えたが、明朝ワークショップがあるのでテーブルの上を拭いた。からぶきじゃ何だからと、雑巾を濡らしてきっちり拭いているうちに少し遅くなってしまったのだ。
カギを閉め、にぎわう2階のビストロを横目に階段を下りた。すると、表の看板(とその下の案内)を見つめている女性が。
「あっ、もしかしたら3階ですか?」
「はい、えっ?」
「いま閉めちゃったんですけど、開けますよ、見ていきます?」
「いいんですか?じゃあぜひ」
というわけで、にぎわう2階を横目に階段を引き返す。電気をつけて、さあどーぞ。
「鎌倉に引っ越してきたばかりで。本を読みたいのでお店を探していたんです。ここのことは雑誌で見ていたんですけど、さっき、あぁここだって見つけて」
猛烈にセールストークしたわけではないけれど、即入会となった。ありがとうございます。
「見た」という雑誌は湘南スタイルだった。ありがたい。
それにしてもすごいタイミングだったなぁ。テーブルを拭いていなかったら空振りだったのである。
彼女にとっても、かまくら駅前蔵書室にとっても、そしてすべての会員のみなさんにとっても、今晩がすばらしい出会いだったと振り返れることを願って。
オープンから6ヶ月と12日目。
おかげさまで、ついに会員数が100人になりました。
目論見からはかなり遅れたけど、とてもありがたいこと。みんなのために頑張っていかねばと決意を新たにする帰り道である。
さてさて、帰りに牛乳を頼まれてコンビニで購入。お会計時にバイト君の手元を見ると、39をポンと!
つまり30~39歳と判断したわけである。
うれしいことが重なった。