ここ数日、夕方になると来室される方が増えて席が埋まる。
今日も20代から79歳までの男女が顔を合わせた。年齢も性別も仕事も住まいもバラバラ。ただし、上下関係も、何のしがらみもなく、ただ鎌倉の本をマグネットに集まってきて、話して、友達になっていったのである。
お互いが会員であるというだけで、これだけ交流できるんだと、仕組みを考えた自分がいちばん驚いている（笑）。
さて、鎌倉では「東日本大震災 追悼・復興祈願祭」が行われた。
神道、仏教、キリスト教の宗教者が小町通りを下って駅前から若宮大路へ向かった。少しだけ蔵書室を飛び出し駅前で手を合わせてきた。鳥居の下を僧侶や牧師が歩いていった。この後、鎌倉雪ノ下カトリック教会で、宗旨・宗派を超えて祈りを捧げた。
蔵書室でも居合わせたお二人と共に黙とう。市内の寺院や教会から鐘の音が聞こえてきた。