湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

みんなの横浜遠足2

2012-06-13 21:58:42 | あんな話こんな話



「今日は起きたらもうお昼でした」
「心配したワ。調子が悪い時はいつもなら必ず電話をくれるのに」
「だって寝てたんだから、電話なんてできませんよ」
「そりゃそうね」

見学者たちがドッとわく(笑)
福祉作業所での、利用者さんと職員さんのやり取りである。まるで「裸の大将」のワンシーンを見ているかのようだった。

今日は、生まれて初めて福祉作業所(精神障がい者地域作業所)に足を踏み入れたのだ。
案内してくれたのは、作業所とのコラボで斬新なアクセサリーなどを産み出している若手アーティスト。この方をはじめ作業所職員の情熱や頑張りを書き始めたら、間違いなく徹夜になってしまいそうなので今晩はやめておく(笑)。
ただ、メディアを通して見ているだけでは全くわからなかった現実を、この目で初めて見て実感できたことは貴重だった。やっぱり行って見てみなければわからないことってたくさんあるんだよね。しかも驚いたのは、そこは特別なんかではなく、あんがい普通の場所だったこと。こっちが勝手に思い込んでいただけだったのだ。

「僕たちとよく似ているんですよ」
アーティストの方がいつも言っている意味がよくわかった気がするなぁ。
何でもつい難しく考えてしまいがちだけど、シンプルに、純粋に考えてみたら、あんがいスッと解決策が見つかったりするのかもしれない。


写真は、ソーシャルビジネスの担い手でもあるアーティストの後ろ姿。関西の障がい者の方がつくったというカラフルで素敵なバッグをかけている。ピンぼけですみません。